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「…え？いやお前ズル」
「いやずるくないでしょ別に」
「頭撫でられてんじゃん」
「撫でられたけど」
なんでか知らないけど阿部ちゃんが大好きなめめは撫でられた俺が気に食わないのかちょっかいをかけてくる、のを走り回って交わす俺。
「うわ、ちょ、なにお前ら暴れんなよ」
「だってめめがさ〜！！？」
「ラウが抜け駆けするからだろ！」
「だからその抜け駆けってやめて！？」
暫くして入ってきた岩本くんの周りをぐるぐると回る俺とめめ。
「なんかよく分かんないけど」
「とりあえず喧嘩両成敗ってことで」
「「痛った、！！？」」
走り回る俺達に１回ずつチョップを入れて、ガシッと片腕を掴まれたのは俺だけじゃなくてめめも同じ。
「ほら仲直りしろ、仲直り。」
「いや別に喧嘩してな、」
「いーから早く」
「…ごめん、」
「俺も、ごめん、…俺悪くないけど。」
「ラウ、そういう事言わない」
俺悪くないのに、ほんとに悪くないのに！！納得いかないんだけどまじで。
「めめのばーか」
「ねえ岩本くん今聞きました？」
「あ、ちょ、すぐチクらないでよ！」
「何でもいいから早く準備しろよお前ら」
倉庫の中から移動式の大きい鏡を取り出して壁に並べている舘さんたちの元へ向かう途中も小突きあう。
「舘さん、手伝うよ」
「阿部ちゃん俺も手伝う。」
「ありがとう、じゃあこれ並べてくれる？」
「ラウもこれ、頼める？」
「もちろん、てあれ、康二くんは？」
「ここに居るで！！」
真っ暗な倉庫の中に1人で入って鏡を取り出している康二くん、一通り出し終わったのを俺とめめが壁に沿って1台ずつまっすぐ横並びに並べる。
「めめ、そこ曲がってる」
「ん、あほんとだ。」
とりあえず並べ終えたのを遠くから見て確認する、めめの所が少し曲がっていたから指摘すれば素直に直してくれる。
「もう仲直りしとるやん」
「なんなんあの2人」
「さあ？俺にもわかんないや」
「そもそも元凶阿部ちゃんやない？」
「ええ、なんでえ？」
元凶はあべちゃん、と言うよりは翔太くんとふっかさんだね。巻き込まれなかったらこんなに疲れなかったわけだし。
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みゅうつう(プロフ) - 塩麹さん» コメントありがとうございます！ゆっくりになると思いますが更新も続けていこうかなって思ってます、！！ (12月12日 16時) (
レス) id: 915dc05adc (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - このお話気に入りました。更新頑張ってください。 (12月12日 9時) (レス) @page12 id: 4e6137c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうつう | 作成日時：2023年12月8日 9時
