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4話 ページ20











( ru )









 この学校に入って早いもので3週間が過ぎようとしていた。そう、びっくりだよね。あんなに仲が良いのにまだ3週間しか経ってない、しかも入学して3週間だから正確にはあの人達と出会って2週間。




「ラウ行くぞ 」

「はあい、待ってめめ」




なんて、無駄なことばっかり考えていればいつの間にか終えていたホームルーム。リュックを肩にかけためめは斜め後ろの俺の方を向いて立ち上がった。それに応じて俺も立ち上がって教室の前の出入口から廊下へと出る。




「なんか康二のクラス長くね?」

「今日誰かが何かやらかしたらしいよ」

「へえ、」

「2個隣のクラスだったのに怒鳴り声聞こえてきたもん、聞こえなかった?」

「寝てた」

「あーそうじゃん。」




別に約束もしてないけど2人で康二くんのクラスの近くで話しながら待つ。そういえば康二くんが毎日お昼休みに来るのも、約束してないけど毎日律儀に待ってるな。




「めめー!!ラウー!!」

「お、来た。」

「相変わらず騒がしいなあ、」




大きな声で俺とめめの名前を呼びながら教室から出てきた康二くん、どこかほっとした様な顔をして俺たちの前でニコニコで止まった。




「待っててくれたん?」

「まあそりゃ1人置いてく訳にもいかないし」

「なに、先行った方が良かった?」

「そんなこと言うてへんやん!!」




ご満悦な状態で左腕をめめに、右腕を俺に巻き付けて歩き出す康二くん。歩きづらいんだけど。




「今日もストレッチやるのかなあ」

「ストレッチなんて毎日やるだろ」

「俺苦手なんだよストレッチ」

「見てたらわかるで流石に」

「めっちゃ硬いもんなお前」




めめはそのまま腕を絡まれ続けてるけど、俺は動きづらかったから少し嫌がればすんなりと離された。









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みゅうつう(プロフ) - 塩麹さん» コメントありがとうございます!ゆっくりになると思いますが更新も続けていこうかなって思ってます、!! (12月12日 16時) (レス) id: 915dc05adc (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - このお話気に入りました。更新頑張ってください。 (12月12日 9時) (レス) @page12 id: 4e6137c4b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅうつう | 作成日時:2023年12月8日 9時

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