74話 ページ34
サナは気分転換で庭に出ていた。
今の季節は、春っといった所だろう。
庭に広がっているのはお花畑。
春の季節に咲く、パンジー、マーガレット、タンポポ、チューリップ、菜の花、などが咲いていた。
ht「あれ、サナじゃん！珍しいね」
「ひとらん！そうだね、ここの庭来てみたかったけど、忙しくてなかなか来れなかったんだ」
ht「そっかぁ〜、ゆっくりしていきなよ？」
「うん、ありがとう！」
ht「あ、そうだ。サナ、これから飼育小屋行くんだけど、来る？」
「行く！！」
サナはひとらんと一緒に飼育小屋に向かった。
この小屋には小動物が多いため、サナにとって、最高の空間……いや、癒される場所でもある。
サナが近くに座るとヒヨコが”ちょこん”と、膝の上に乗った。
「あぁぁ〜可゛愛゛い゛ぃ゛」
そう言いながらも、サナはヒヨコを触っている。
ht「ふっ、でしょ？うちの子たち凄く可愛いんだよね」
「ここ凄く癒されるぅ〜(*´︶`*)」
ht「気に入って貰えて良かった！そうだ！外道丸に会わない？」
「え！？会いたい！！」
ひとらんは、サナの返事を聞き少し待っててねっと行って、馬小屋に向かった。
┈┈✄┈ｷﾘﾄﾘ┈✄┈┈
しばらく経った頃、馬小屋から連れてきた外道丸がひとらんと一緒に居た。
サナが1歩踏み出すと、外道丸は触っても良いよっと言ったかのように、自分から近づいた。
その事にひとらんは、驚いていた。
「外道丸って人懐っこいね」
ht「そうでも無いよ。基本俺にしか懐かないし、きっとサナが心優しい人だって理解したんだと思う」
「！……凄いね、改めてましてで会ったのに…私、外道丸と会っても戦争時くらいだったから」
ht「そうだね。でも、外道丸が懐いている人は俺とサナだけだよ」
「え"！？そうなの！？ゾム達は……？」
ht「懐いてないね」
「そうなんだ(〇△〇)」
ht「そろそろ夕食の時間だね」
「そうだね」
ht「サナ、これあげるよ」
ひとらんは、2つの花を差し出した。
「このお花は……？」
ht「黄色のガーベラと
「…綺麗、、ありがとう」
ht「喜んで貰えて良かったよ！さて、食堂行こっか！」
「うん!!!」
サナは花瓶に貰った花を入れ、ひとらんと食堂に行った。
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★黄色のガーベラ
花言葉…究極の愛
★
花言葉…永遠の愛、気品、清楚
続く
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作者名：harurua | 作成日時：2023年5月16日 12時
