検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:2,040 hit

きみのこえを ページ5

斗蒼side





きみのこえを求めてる自分がいるのに気がついたのは、半年ぐらい前のことだった。









それがなんという感情なのかも知っていた、はずだった。









だけど僕の知ってるその感情は、こんな薄汚れたものじゃない。









『僕はきみが好きだ』








そう言えたら。



きみに、上澄みだけを掬いとって、この気持ちを伝えられたら。









きっとこんな思いはしなくて済んだのだろう。









喪った夜は戻らない。









幾ら後悔しても、もう遅いんだ。









きみに、伝えようとした熱は。









きみが、僕にくれた熱とは違う。









伝えたかったことなんて、伝わらない方がいい。









どう足掻こうときっとこのまま、このままの関係なのだろう。









そうやって、僕は、心のどこかで決めつけている。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←静かで激しい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.1/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:青春 , 恋愛 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なな(プロフ) - 絹さん» はぅ!!絹さん、応援ありがとうございます!!頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 0afea69f85 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 綺麗な表現で大好きです。応援してます(^-^) (2019年8月20日 15時) (レス) id: bc4e020023 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なな | 作成日時:2019年8月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。