遊戯王の短編集だZE☆【遊戯王】 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:7,836 hit

【黒咲隼】ページ13

『瑠璃くん！今日は一緒に遊びに行こう！！』

俺の大事な妹を誘う遊花。
これでも俺らは親友である。
一応…←

｢いいけど何処に行くの？｣

『考えてない！！』

｢そんな気がしてたわ…｣

顔に手を当てて呆れている瑠璃。
遊花はキョトンとしている。

コイツは馬鹿なのか…

『まぁまぁ！！適当に決めようじゃないか！

ほらっ！』

人懐っこい笑顔をしながら瑠璃の前に手を出す。

｢…全く、仕方ないわね｣

観念した様に微笑みながら瑠璃は遊花の手を取る。

｢お前達、何処に行くんだ？｣

傍で聞いていた俺は取り敢えず聞く。

『おお！隼くんじゃないか！

君の妹を借りるぞ！
なぁに、一緒に遊びに行ってくるだけだ。
心配しないでくれ！』

そこまで聞いていないのにべらべらと喋る遊花。

｢遊花、先に出てるから｣

『了解だ！』

瑠璃は気を利かしたのか先に出てしまった。

『さて、レディを待たせてはイケないからな！

それじゃ、行ってくる！』

｢待て｣

『？なんだ。

瑠璃は心配しなくて俺が守るぞ？』

首を傾げる遊花。
まぁ確かにコイツは強い、デュエルも体格的な意味でも。

｢そうじゃない｣

コイツは自分を女だとちゃんと認識しているのか？

俺はじりじりと遊花に歩み寄る。

『な、なな何らよっ！？』

遊花の右手を掴み、壁際に立たせる。
世にゆう壁ドンというヤツ。

『しゅ、隼く、』

｢お前、自覚あるのか？｣

『っ？』

自覚しているのかしていないのか分からない遊花にもどかしいと思ってしまう。

スッと遊花の頬に手を当てる。
雪を連想される真っ白い肌
明るい黄緑色の瞳

『は、離せこの馬鹿っ！！』

遊花が俺の手を払い除け、玄関の方に逃げて行く。

『っああ、えっと！お邪魔しました！！』

律義に言った後、バタンっと扉が閉まる音がした。

(遊花、遅かったわね？)

(す、すまないなっ！)

(？顔が赤いわよ？)

(き、きのせいだ！

さぁ、行こう！！)

(遊花、そっち逆方向…

早く付き合っちゃえばいいのに。)

(？)

(何でもない

そっちは逆方向よ)

---------- ｷﾘﾄﾘ ------------

BB強い…

遊矢くん可愛い！
キングとクロウ兄さんイケメンじゃねえか！！！

ユートくん好きです←