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「___さん!!山田さん…!__ますか???て、…ますか?」
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涼介「ん………」
ああ、俺、生きてる……
「お名前と年齢、言えますか?」
涼介「山田、涼介……26…」
「うん、意識も回復してますし、記憶障害もありません。明日の夕方には退院できますよ」
裕翔「そうですか、…ありがとうございます。」
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涼介「ゆ、…と ?」
怒ってるなぁ、
裕翔「……大丈夫???」
涼介「こ、…じゃ、ま」
酸素マスクのせいで喋りずらい口。
出しずらい声。
それでもなにか伝えないと行けないって思ったんだ。
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涼介「ごめん、なさぃ」
裕翔「……なんで、?
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.そう思うなら、なんでこんなこと…したの?」
もう、何も言い返せなかった。
とにかく俺は、………
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涼介「この世から…消えたかったんだ…っ」
裕翔「なんで…?」
涼介「世界が…真っ暗になって、……毎日、!毎日泣いた…いっその事…消えたら楽なのかなって…母さんのことをみんなに言って!!!!どう見られるかが怖かった…大好きな場所も楽しかった人生も辛くて…父さんに見捨てられて家族と疎遠になって、愛されないのがすごく嫌だった、…」
裕翔「……………」
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裕翔「我慢する必要なんてない。溜め込む必要もない。"生きてていんだよ"」
涼介「っ!!!!」
裕翔「俺が山に素晴らしい世界を見せる。俺が山に生きててよかったって思える景色を作る。」
涼介「裕翔…」
不仲なんて言われていた時期本当にあったのだろうか。
そう思わせるくらい裕翔は俺に寄り添ってくれる。
馬鹿正直で嘘が付けない裕翔。
だから"本気で言ってるんだ"って感じた。
裕翔「山の愛されないのが怖いなら両親の分まで俺が山を愛すよ」
涼介「ゆ、…と…」
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光「俺が…じゃなくて俺達が…だろ?」
涼介「!!!!」
いつの間にか病室に立っていた光くんと伊野ちゃん。
慧「なぁに、熱く語って…週刊文春に売りにいこうかしら」
裕翔「馬鹿笑やめなさい笑」
明るく笑う裕翔
テキトーなことをいう伊野尾ちゃん
光「気づかなくて適当なこと言って本当にごめん、悔しかったんだ…山田の力になれない自分が…本当にごめん。悪かった」
正面なら向き合ってくれる光くん。
俺の居場所はこんな心地よかったんだ。
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ああ、
なんて素晴らしい世界なんだ
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JUMPLOVE - いろはすさん» 帰ってきた!(昨日コメントすんの忘れてた) よしっ!手伝うぞ!!() (2020年3月5日 15時) (レス) id: e3c5443f13 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - いろはすさん» ごめん!ちょっと色々立て込んでて、4日になるまで返信できない!! 返信できるようになったらすぐ手伝うから待ってて!! (2020年3月2日 0時) (レス) id: e3c5443f13 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - JUMPLOVEさん» 手伝ってくんね((( (2020年2月28日 20時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - いろはすさん» 我々読者は駄作と思ってないから自信持ちな!!(`・∀・´)b (2020年2月26日 15時) (レス) id: e3c5443f13 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - JUMPLOVEさん» 日に日に終わりの見えなくなる駄作品 (2020年2月24日 23時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:い・ろ・は・す | 作成日時:2019年8月18日 19時