Dear過去と未来をつなぐ僕ら

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今朝のあれって言うのはまぁ。

個人の仕事の時、たまたま光とスタジオが同じだった時だ。

光「おー薮。お疲れ。」

宏太「お、光じゃん。撮影？」

光「そーそーヒルナンデスの笑」

宏太「すべるのも程々にな。笑」

光「うっせ笑」

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光「なぁ…薮」

宏太「ん？」

光「大切なモノが近くからいなくなるって…どんな気持ちだと思う？」

宏太「なに？彼女？別れたの？笑」

光「ばーか。もういい聞いた俺が馬鹿だった。」

宏太「まぁまぁ笑。俺は…嬉しいことに仲間に恵まれた。失うものはその時は大きくてもいつかは……また違う困難に呑まれてその時のは小さく感じる。」

光「例えばそれが…人がいなくなる…ていうのでも？」

宏太「それはまた別。特に俺だったら人生を変えてくれたジャニーさんとかメンバーとかだったら…嫌だかな…」

光「そっか……笑じゃぁさ、未来の予想って信じる？」

宏太「なに(笑)今日知的な質問多いな笑」

光からの珍しい質問に違和感を覚えつつも俺は答えた。

宏太「……未来は…いくらでも変わる。俺はそう信じる。でも……内容によるけど信じる。俺は」

光「なんか、…体験したことあるみたいな言い方だな…」

宏太「……そうか？」

"体験"ていうのはきっとだいぶ前に届いた手紙のこと。

宛先は俺。差出人も俺。

読んでみれば10年後の俺から。

"イタズラ"そう思ってたのに。

俺の仕事内容。メンバーの様子とか全てがあたっていた。



あの山田涼介が タオルで首を締める。


自 殺未遂をして3日の入院。

そのことにたいしてメンバーは誰も触れなかったらしい。

もしその未来が本当なら。山田は……今日来れない。

だが、その前にマネージャーから連絡が来るはず。

ﾋﾟｺﾝ

【今日は久しぶりで8人の仕事だな！！圭人も頑張れよ！！】

大ちゃんからグループでそんな通知が入った。

【大ちゃん遅刻すんなよ！！】

そんなLINEが涼介から来ていて俺はほっとした。

宏太「じゃぁ、俺行くな。光後でな」

光か「おー、…後でな」

反対方向にむかう光の背中を眺め

俺も方向を変え歩き出す……。




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「……もしかしたら…」

俺が振り返った時には光はスタジオに入り、廊下にはスタッフしかいなかった。

届いてる？

光にも


"未来を予測した……あの手紙が……"

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