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和成もバスケ部、彼氏がいるって噂を聞いた友人もバスケ部で、つまりは犯人はバスケ部に居る！
ーーというのが私の見立てだったが、一軍から三軍まである強豪校で人を探すのは砂漠で一つの針を見つけるようなものだった。
「こんなに当てが外れるなんて……」
「さつきちゃんでも分からないなら、私にはもっと分からないよ……」
結局タイムリミットまで真相は分からず、私達は肩を落としながら部室へと向かった。
「でも、逆に良かったのかなぁ。
もしかしたらAちゃんに嫉妬した人が噂流してただけかも知れないし」
「そういう噂、うちのマネージャーには付き物だよね。特にさつきちゃんなんか可愛いから」
「私？」
さつきちゃんはきょとん、と目を丸くしている。無自覚なのがこれまた尊い。
「そうそう、今年だけで6人に告白されたらしいしね！ 流石〜」
「っ……でも、私は……好きな人とだけ一緒にいれれば……」
ごにょごにょと可愛いことを言う様子を微笑ましく見守りながら、私はさつきちゃんの肩を軽く叩く。
「今日は色々ありがとね！ 急に変なこと言ったのに手伝ってくれて！ また最初からだけど頑張ってみるよ」
「……Aちゃん！」
「？」
「あのね、私Aちゃんが頼ってくれて凄く嬉しかったの！ 普段は一緒にいる時間少ないけど……でも、もっとこうやってAちゃんと過ごしたい！」
「う、うん……？」
「……、」
私の手を握る両手が少し震えている。さつきちゃんは言い切ると顔を真っ赤にさせて俯いてしまった。
めちゃくちゃ可愛いけど……！？
「だからね！、その、友達が多いのは素敵なことだし、全然嫉妬とかそんなんじゃないんだけど、ちょっと寂しかったから……」
その言葉を聞いて私はとびっきりの衝撃を受けた。
さつきちゃんにはあっちゃんも、みっちゃんも、やよいちゃんもいるのに……！？ 私は仲良い女友達なんてさつきちゃんしかいないよ！？
と、思いながらもグッと堪える。
なんか、こうやって1人の友達を大切にできるからさつきちゃんはモテるんだろうな。
青峰くんのお世話でも大変なのに私にまで気を配ってくれて……。うっ、涙腺が……。
「さつきちゃん……！結婚、しよう……ッ」
「へっ！？！？」
私はさつきちゃんをがばっと抱きしめて、感謝を伝える。勢い余ってプロポーズしてしまった。
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えの(プロフ) - hamoさん» こちらこそリクエストありがとうございました。感想まで頂けると思わなかったので、嬉しいです涙。更新頻度は遅くなりますが、細々と書いていこうと思うのでお付き合い頂けると幸いです☺︎ (3月6日 0時) (
レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
hamo(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございました……！本当に全てにおいて最高でした！！青峰くんのいいところがたくさん出ててますます青峰くんのことが好きになりました！！続け方も天才です！！次も楽しみにしてます！！！がんばってください！！！ (1月9日 9時) (レス) @page42 id: c94f084532 (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - ななさん» ななさんコメントありがとうございます！私もそんな黄瀬くんを書くのが好きなのでご期待に添えるように頑張ります。セリフも甘々で素敵ですね！引き続きよろしくお願いします☺︎ (1月8日 2時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初コメ失礼します！黄瀬涼太でヤキモチやいて甘えてくるシチュがみたいです、、俺が誰より〇〇のこと好きなのに的なこと言ってたらすごい嬉しいです… (1月4日 23時) (レス) @page37 id: b78e46be6f (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - hamoさん» 早速のリクエストありがとうございます！2人きりで部室はロマンチックですね。素敵な青峰くんになるように善処致します。引き続きよろしくお願いします☺︎ (12月21日 0時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えの | 作成日時：2022年10月17日 1時
