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さっき、黒子くんにしてもらった膝枕を思い出す。
その前のやり取りがあったから緊張してたけど、人の体温に触れて体を横にすると疲れが癒やされる感じがした。
赤司くんにはさっき助けてもらったのもあるし、きっと甘えられる存在も居ないんだろうから、私にできることはしてあげたい。
「気を使う必要はないよ、君に迷惑をかけるわけにはーー」
「迷惑じゃないよ、少しでも赤司くんの為になりたいの」
私は遠慮する赤司くんの隣に座って、自分の太ももをぺしぺしと叩いた。
「どうぞ？」
「……、少しどころか、俺は君がいないと駄目になってしまうくらいに……」
「うーん、いいんじゃない？ 私はいなくならないから駄目にならない！」
ーー私だけでも、気を抜ける相手になれれば。
私がそう微笑むと、赤司くんは申し訳なさそうに恐る恐る頭を預けた。
こんな赤司くん、レアすぎるけど今は何も言わないでおこう。
「寝心地はいかがですか？」
「ーー緊張して寝れないな」
「あれ！？ 逆効果？」
そうは言っていたものの、習慣化されているのか疲れが溜まっているのか、赤司くんは規則正しい寝息を立てて眠ってしまった。
「……寝顔、子供みたいだなぁ……」
まだ同い年なのに、家業の事も部活の事も、学校の事も地域の事も頑張りすぎだよ。
彼の髪を、黒子くんが撫でるように私も撫でる。
……あれ。
黒子くん、もしかして私のこと子供扱いしてるだけじゃない！？
赤司くんを膝枕してみて、実際なんか頭撫でたく鳴っちゃうし、こう、ほっとけないなぁみたいな感じになるし……。
勘違いしてるのはーー私！？
そう気付いて私はみるみる内に顔に熱が集まっていくのを感じた。
恥ずかしすぎる、頬へのキスも犬とか子供にやるキスだったかも……。
恋人なら唇にキスする？ ような気もするし……。
ーー黒子くん、ぎこちなくなってしまってごめんなさい。
心の中で反省しながら黒子くんに謝罪の気持ちを念じた。
子供扱いしていたのにドギマギされればあっちもドギマギしてしまうものだ。
ーーじゃあまた振り出しに戻るの……？
その事実に私は大きく落胆して、癒しを求めるように赤司くんの髪を撫で続けた。
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えの(プロフ) - hamoさん» こちらこそリクエストありがとうございました。感想まで頂けると思わなかったので、嬉しいです涙。更新頻度は遅くなりますが、細々と書いていこうと思うのでお付き合い頂けると幸いです☺︎ (3月6日 0時) (
レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
hamo(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございました……！本当に全てにおいて最高でした！！青峰くんのいいところがたくさん出ててますます青峰くんのことが好きになりました！！続け方も天才です！！次も楽しみにしてます！！！がんばってください！！！ (1月9日 9時) (レス) @page42 id: c94f084532 (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - ななさん» ななさんコメントありがとうございます！私もそんな黄瀬くんを書くのが好きなのでご期待に添えるように頑張ります。セリフも甘々で素敵ですね！引き続きよろしくお願いします☺︎ (1月8日 2時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初コメ失礼します！黄瀬涼太でヤキモチやいて甘えてくるシチュがみたいです、、俺が誰より〇〇のこと好きなのに的なこと言ってたらすごい嬉しいです… (1月4日 23時) (レス) @page37 id: b78e46be6f (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - hamoさん» 早速のリクエストありがとうございます！2人きりで部室はロマンチックですね。素敵な青峰くんになるように善処致します。引き続きよろしくお願いします☺︎ (12月21日 0時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えの | 作成日時：2022年10月17日 1時
