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「赤司くん！」
私は赤司くんの前に立って、彼をじっと見つめた。
赤司くんは私の行動に少し驚きながらも見つめ返す。
「私は、赤司くんの最高の親友だよ！」
続けて、「今度皆でタコパでもしよう！」と親指を立てる。
赤司くんは私が何を言いたいのか分かったようで吹き出すように笑った。
こんなに品性のある吹き出し方があるのか、と。
そして普段はあまり見ない子供のようなあどけない笑顔に見惚れてしまった。
「……ありがとう、気持ちは伝わったよ」
赤司くんは私の頭を優しく撫でた。
「確かに関係性が変わったとしても、俺たちの友情が消えるわけじゃないね。
親友としても、君の隣にいれるのは光栄だ」
「うん！ 私も皆も赤司くんのこと大好きだからね」
和らいだ表情に私も嬉しくなる。
知らず知らずのうちに頼ってしまうほど何でもできる赤司くんだから、私は力になれるように頑張りたいって思える。
実は赤司くんはタコパをしたことがないらしく、アヒージョもそこでできるんだよ、とか、紫原くん用に変わり種としてチョコやフルーツを持って行こうとか、空想話に花を咲かせた。
「楽しそうだね。ただ、焼き手が苦労しそうだな」
「それは確かに。皆食べ盛りだもんね、紫原くんと緑間くんとか、青峰くんと黄瀬くんとか喧嘩しちゃいそう」
「……想像がつくよ」
そうこうする内に私達は部室について、纏められたファイルとDVDを所定のロッカーにしまった。
「流れでとはいえ、手伝ってもらって助かったよ」
「ううん！ 赤司くんと話せたおかげでなんか元気出たし、こちらこそだよ」
「本当に君は可愛らしいな」
「えへへ、ありがとう」
目が回るような一日に、ようやく時計を見る。
相応に時間が経っているも戻るには早すぎる時間だった。
「後20分かぁ、赤司くんはこの後どうするの？」
「俺は少し休んでから、教室に戻るよ」
「ここで？」
「あぁ、昼休みの部室は人が来ないんだ。
昼食後の適度な仮眠は午後の能率を上げるから、取り入れることにしていてね」
「そうだったんだ……」
いつも取れるわけではないけれど、と付け加えて、彼は部室のベンチに腰掛ける。
いつもこうやって一人で寝てるのかな。
……そうだ！
「良かったら、私膝枕しよっか？」
「……？」
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えの(プロフ) - hamoさん» こちらこそリクエストありがとうございました。感想まで頂けると思わなかったので、嬉しいです涙。更新頻度は遅くなりますが、細々と書いていこうと思うのでお付き合い頂けると幸いです☺︎ (3月6日 0時) (
レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
hamo(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございました……！本当に全てにおいて最高でした！！青峰くんのいいところがたくさん出ててますます青峰くんのことが好きになりました！！続け方も天才です！！次も楽しみにしてます！！！がんばってください！！！ (1月9日 9時) (レス) @page42 id: c94f084532 (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - ななさん» ななさんコメントありがとうございます！私もそんな黄瀬くんを書くのが好きなのでご期待に添えるように頑張ります。セリフも甘々で素敵ですね！引き続きよろしくお願いします☺︎ (1月8日 2時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初コメ失礼します！黄瀬涼太でヤキモチやいて甘えてくるシチュがみたいです、、俺が誰より〇〇のこと好きなのに的なこと言ってたらすごい嬉しいです… (1月4日 23時) (レス) @page37 id: b78e46be6f (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - hamoさん» 早速のリクエストありがとうございます！2人きりで部室はロマンチックですね。素敵な青峰くんになるように善処致します。引き続きよろしくお願いします☺︎ (12月21日 0時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えの | 作成日時：2022年10月17日 1時
