公園へ ページ31
ナオミside
寒い道を駆け足で進む。兄様は何故かAちゃんと一緒にいるらしい。理由が気になるが、今はとりあえず二人のところに向かわないといけない。
曲がり角を曲がったところで、白猫と学生くらいの男性が一緒にいるのが見えた。きっと兄様とAちゃんだ。
「兄様ー!!」
「ナオミ!よかった・・・。ごめんね、いきなりはぐれちゃって」
「いいえ、私こそ本当に・・・。ところで、Aちゃんはどうして?」
猫特有の大きな目が私の顔を捉える。
「散歩してたら迷子になっちゃったんだって。あ、そう、敦君が公園に来てって言ってたんだけど、どこかわかる?」
「公園?えーっと・・・ああ!わかりますわよ!!案内しますわ!!」
兄様の手を引く。Aちゃんもにゃーと鳴いてついてきた。
「なんか・・・疲れちゃったね。いろいろありすぎる1日だった気がするな」
「にゃ」
二人はお互いを見ながら笑う。Aちゃんの表情はあまり変わっていなかったが、なんとなく笑っているような気がした。
「にゃー!!」
「あ、Aちゃん!!」
歩いていたら、突然、Aちゃんがぴょーんと飛び出して行ってしまった。慌てて追いかける。ふと、進んでいる方向に目を向けると、風にそよぐ銀色の髪が見えた気がした。
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のこ太(プロフ) - カナさん» カナさん、ここまで支えてくださって本当にありがとうございました!!応援が思ったよりも励みになることを実感させられましたよ本当に。カナさんの方こそ、お体に気を付けてお過ごしください(^-^)/ありがとうございました!! (2016年12月25日 20時) (レス) id: 62fcbd0269 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - お疲れ様でした! (2016年12月25日 20時) (レス) id: 4007a8bca9 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます!少し寂しいですが、これからも体には気をつけて過ごしてくださいね、 (2016年12月25日 20時) (レス) id: 4007a8bca9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ太(プロフ) - こどくなおうじ。さん» ありがとうございます!頑張りましたよ・・・。結構グダグダしたとは思いますが、ここまで読んでくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます!! (2016年12月25日 20時) (レス) id: 62fcbd0269 (このIDを非表示/違反報告)
こどくなおうじ。(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2016年12月25日 20時) (レス) id: 49348a965b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のこ太 | 作成日時:2016年9月17日 21時