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「…A」
光の声がやけに響く。
「A…好きだ。大好きだ。」
『…え、』
私の伝えたかったその言葉。
光は私の目を見てしっかり伝えてくれた。
『嬉しい…っ、よろしくお願いします…っ!』
私は顔をグチョグチョにして泣いた。
「ははっ、嬉しいなら泣くなよ…っ!」
私と光は抱きしめ合った。
光の目にも涙が光っていた。
>>73 ページ23
「…ここなら静かに見れるな。」
光が見つけた穴場な場所。
空いっぱいに花火が映っていた。
周りには誰もいない。
私と光だけの世界。
一気に全身の体温が上がるのがわかった。
それに光の手、大きくて男の子らしい手。
さっきまで握っていたという事実が信じられない。
この気持ちを伝えたい…。
そう思っても行動出来ない自分が嫌になった。
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作者名:ななサマ | 作成日時:2024年3月15日 21時