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そしてカコさんによって学校の時間が戻された。
「なーんだ。私が気絶してる間に解決しちゃったのね。」
「はい！校舎もみんなも全部元通りッス！」
光と蒼井先輩と私は八尋先輩の寿命は秘密にすることになった。
「じゃあ全部元に戻ったからチャラってこと…」
『…あ、』
「には、ならないなぁ…」
蒼井先輩の後ろから現れたのは源先輩。
「源先輩♡」
「うお！」
八尋先輩は目をキラキラさせている。
憧れなんだよね、源先輩が。
…可愛い♡←
「君は人間だから大目には見ているけど、学園中を巻き込んだ今回の騒動は…さすがにまずいんじゃないかなぁ。
＿＿蒼井」
「ハハハ…いやぁ…」
源先輩は黒い笑顔で蒼井先輩を追い詰めていた。
「言い訳は生徒会室で聞こうか。」
「うわあああーーーっ！嫌だーーーっ助けてぇぇーーっっ」
蒼井先輩は足を引っ張られ、生徒会室に入っていった。
『いや〜…怖ぁ…』
「あれ、A？なんで着いてこないの？」
『…ですよね。』
見逃されるかと思ったのに…。
私は蒼井先輩と共に源先輩に引っ張られて行った…。
「てっ、輝兄！」
光が追ってきているのが見えた。
そして長々とした説教が待っていた…。
そして放課後。
私は光と土籠先生に相談に来ていた。
「やってられるか！！」
私たちの話を聞いて、土籠先生は教室を飛び出した。
「逃げるんじゃねぇ蜘蛛野郎！」
『お願いします、土籠先生！！』
「黙ってこいつを受け取りやがれ！！」
光は虫取りかごを先生に突き出した。
『え、八尋先輩！』
「Aちゃん、光くん！？何してるの…？」
追いかけた先には先生ではなく、八尋先輩がいた。
「これを受け取れって…！？」
八尋先輩は虫取りかごの中を見て絶句していた。
「もう、土籠先生をいじめたらダメでしょ！」
『す、すいません…』
「すんませんっした！」
八尋先輩からのお叱り…
新鮮でドキドキ。
「二度とやらねぇようによく言い聞かせといてくれ…」
ぐったりな先生。
「どうして虫を持って先生を追い回してたの？」
『…先生に頼みがあって…光が虫を持っていくといいって言ってたので…』
「食い物でもやれば言うこと聞いてもらえるかと…」
「虫なんか食うか！！」
「『えぇっ！』」
「でも前書庫で！」
『蝶々食べてた…』
「あれは厳密には虫じゃねぇんだよ！」
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作者名：ななサマ | 作成日時：2024年3月15日 21時
