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「「うわーー！！」」
＿＿＿ドサッドサーッ
俺と花子は先輩とAを助けるために、ヤコ姐さんに手伝ってもらい三番のところに来た。
「あ、ヤシロ！！」
花子が目をつぶって壁にもたれかかってる先輩を見つけた。
「寝てるだけみたいだ…」
「良かった…」
花子が先輩の呼吸を確認し、抱きしめた。
無事みたいで安心した。
割れた鏡の前に座り込んでる人。
「え、お前まさか…」
紛れもない＿＿
「ミツバ…？」
アイツだ。
「お前…どうして…だってあの時、消えちまったはずじゃ…」
俺は1歩1歩足を踏み出し、ミツバに近づいた。
「三葉…！お前大丈夫だったのか？ケガとかしてねぇか！？Aは…Aはどこだ？」
三葉は俺を何も言わず見上げる。
「ん？なんだこの手…どうしたんだ？」
「少年！下がって！！」
「は？」
花子の声が聞こえると同時になにかに攻撃された。
「なっ、何だ急に…」
雷霆杖を持ち直し、攻撃してきたやつに向かうと…
三葉から黒い変なやつが出てきていた。
＿＿＿ヒュオッ
「！！」
黒いやつが飛んできた。
＿＿＿ガキン
「少年大丈夫！？」
「あ…あぁ。おい後ろだ！！」
＿＿＿ドガッ
「なっ…」
「花子！」
次は花子が黒いやつに捕まった。
＿＿＿ガッ
「ぐッ！」
「少年！？」
次はまた俺が捕まってしまった。
避けても避けてもキリがねぇ。
＿＿＿＿「ミツバー」
＿＿＿＿「食べ終わった？」
聞きなれない声が聞こえてきた。
声の主は三葉を倒したアイツだった。
「A！？」
アイツの横にAがいた。
「あ…」
三葉はAに抱きつき、倒したアイツの後ろに隠れた。
「どうしてここにいるの…つかさ…」
「あーーー！ひ、さ、し、ぶ、りっ！」
「ちょ、ちょっとつかさ…」
花子に抱きついたアイツ。
つかさって呼ばれてる。
＿＿＿ブォン
2人を狙って黒いやつは暴れまくっている。
「もー、ジャマだなー。Aー！！ミツバのこと、落ち着かせて？」
『…うん。』
「A…？」
『！光…』
Aは俺を見て目を見開いた。
そして直ぐにミツバの元に向かった。
「あ、A！」
『ミツバ落ち着いて。大丈夫…大丈夫…』
Aはミツバのことを優しく抱きしめて、背中をポンポン叩く。
ミツバはAの背中に手を回し、落ち着いていた。
「……」
俺の中に黒い嫌な感情が出てきた。
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作者名：ななサマ | 作成日時：2024年3月15日 21時
