マイボイ好きの少女は何を思う【3年A組】

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小宮山「そうそう、あんた達も見習ったら？

やっぱAしか勝たんわー！」


河合「は？喧嘩売ってんの？」


須永「うるせぇな！！」


『ひっ...』


須永「風呂入ってねぇのは皆同じだろ、んなことでいちいち騒ぐなよ。

つか、お前らだって十分くせぇよ」


水越「は？なにそれ」


小宮山「もういーよ、向こうで食べるから」


『はぁ...あ、宇佐美ちゃ...諏訪ちゃん？』


と言いかけたところで誰かに引っ張られた、そっちを見ると諏訪ちゃんがいた。


諏訪「Aはこっちのグループだもんね？

ほら、甲斐が待ってるよ」


『あ...うん』


圧をかけられて、一瞬クラスの空気が止まったが、すぐに元通りになった。


甲斐「さっきは平気だったか？」


『うん、大丈夫！』


須永「大声出して悪かったな...」


『ふふ平気だから撫でるのやめて、禿げちゃう』


そんな事を言っていると真壁君がこういった。


真壁「そう言えば内通者のことだけど、あれが本当なら先生と繋がってる生徒がいるってことだよね」


石倉「ってことはこん中にうーらーぎーりーもーのーがいるってことか」


茅野「なんかギスギスしてる」


宇佐美「無理もないよ、極限状態が続いてるんだもん。

Aも大丈夫かな...」


茅野「A様の事大好きなんだね」


宇佐美「別に...ただ時々寂しそうな顔するから心配なだけ」


諏訪「ねぇ、フェイク動画の事になったらやけに大人しいけどなんか知ってるの？」


甲斐君にそう問ったが、甲斐君はただ黙って私の事を撫で続けるだけだった。





柊「さぁさぁ、今日も張り切って課題をクリアして貰おうか？

皆心の準備はいいか？まずは里見の証言を思い出してみよう」


＜あの動画があんな風に加工されてて驚いたよ＞
＜あぁ宇佐美の鞄にDVD入れたのも俺じゃない＞


柊「里見の言うことがほんとなら里見に動画を撮らせた生徒がいるという事だ」


逢沢「その犯人を探せってことですか？」


柊「ぴんぽーん」


なんか逢沢が変なんだよな。


柊「さぁ、我こそはと思う人。

はい、手ぇ挙げて！」


石倉「だから名乗り出るわ...」


甲斐「俺だよ」


『出た』


我こそはと思う人は甲斐君だった。


甲斐「俺が里見に動画を撮らせた」


石倉「おい、甲斐お前いくらなんでも」


甲斐「嘘じゃねーよ、里見が振られたって聞いて話を持ちかけた

もう良いだろ、俺たちをここから出せ」


柊「加工したのは誰だ？」


甲斐「俺に決まってんだろ？」

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