《AD彼女_02》___Ryosuke.Y

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収録が終わると一目散でスタジオを出た。

素早く着替えて楽屋を出ると
スタジオから戻ってくるひかと高地の姿が見えた。


涼介「お疲れ様、お先！」

八乙女「今日めっちゃ早ぇーな！！
どうしたの？驚」

涼介「ちょっと急ぎの用事！じゃな！焦」

高地「お、お疲れ様です！驚」


風のように俺はテレビ局を後にした。




八乙女side＿＿＿


八乙女「…なんだ、あれ？」

高地「…さぁ、、？」


いつになく急いで帰った山田。

たしか今日もこの後はオフなはず。
変な奴だなー。


着替えていると
知念が楽屋に戻って来た。


八乙女「お疲れ！」

知念「うん。」

八乙女「…知念元気なくない？大丈夫？」

知念「別に普通だよ。」



いつもニコニコで楽屋に入ってきて
俺にうざ絡みしてくる知念が
今日はとても大人しい。

というか、、



八乙女「…なんか怒ってねぇ？」

知念「別に。」

八乙女「……そうかー？
さっき山田も変だったんだよなー。
めっちゃ急いで帰ってったの！」

知念「…へぇー。」

八乙女「あ！あれかな？
俺の為に菜々ちゃんの連絡先早く聞いてくれるとか？♪」

知念「…なんの話し？」

八乙女「それがさぁ！
山田と菜々ちゃん知り合いだったらしくて、
菜々ちゃんの連絡先俺に教えてくれる約束したんだよねー！♪」

知念「…あの二人どんな関係なの？」

八乙女「菜々ちゃんのお兄さんが
山田の地元の先輩で、
菜々ちゃんとは昔から仲良しなんだって！」

知念「……あー、、そういうことか。」

八乙女「そういうことって？」

知念「いや、なんでもない。
てかさ、連絡先くらい自分で聞けばいいじゃん。」

八乙女「初対面で連絡先聞くとか出来ねぇだろ。チャラいと思われたくねぇもん。」

知念「…はぁ。」



呆れ顔した知念は
やっぱりなんかイライラした様子で
着替えていた。




変な奴らだなーほんとに。

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