3年A組短編集4 (ページ11)

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早く選んで?.S.K ページ11

※須永と甲斐に奪い合いです(?)
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はぁ、またはじまったよ。

なんなのこれ。

毎回のごとく…

え？どういう状況?って?

いいよ、おしえてあげるよ。

左には甲斐が。右には須永が座ってるの。

そう、私は今サンドイッチ状態にいるわけ。

『はぁ…』

須「ため息すると幸せ逃げんぞ」

『誰のせいでため息してると思って…』

甲「須永だろ」

須「は、お前もだろ。」

2人ともだよっ!!

甲「てかさ、早くどっか行けよ」

須「いやいやいや、俺が先にここにいたし。

だったから甲斐があっち行けって。」

『どっちもいけよ…(ｺｿｯ』

甲.須「「あ?」」

『なんでもないですすいませんはい。』

甲「もうさ、ここからも勝負からも引いてくれ」

須「それは無理だって」

甲「なんでだよ…」

須「おれ結構、本気だから。」

『何に本気なの』

甲「お前は黙ってろ。

…俺だって、本気で好きなんだよ。

簡単に渡せるかよ」

『ねぇ、なんの話しなの?

いい加減にして!?』

須「いい加減にすんのは空音の方だろ?」

『は?』

甲「元はと言えば、お前が鈍感だから

こんなことになってんだろーが。」

『はぁ?』

いやいやいや…

私は鈍感じゃねーし。

いや意味わかんないから。

甲「これからは正々堂々戦うかんな」

須「俺だって。手加減しねーから。」

『なに、なんの勝負?

主語ないのによく通じるね。

え、2人っての日本人なの?

ヤンキー王国のなんかだろ。ね？』

甲「じゃべりすぎだろ。

うるせーよ。」

『すまぬ。』

須「まぁ…そこがかわいいってのもある。」

甲「それは言えてる。」

『なんなんこいつら…』

頭でも打ったんか。

甲「行動に移さねーと気づかねーかもな」

須「そうだなー。」

と私と目を合わせると2人

『な、なになになに!?』

なんかだんだん近づいてきてね?

『え、まってまって!!』

ﾁｭｯ

『へ…』

「「気づけばーか」」