検索窓
今日:15 hit、昨日:19 hit、合計:175,659 hit

隠し事.Hiiragi(リク) ページ47

私は彼氏である一颯に隠し事をしている





それは私が"妊娠"していること。





そして、妊娠"5ヶ月"ということ。






お腹も少しぽっこりしてきたし…






動いている気もする。







だから…バレるのも時間の問題だと思う。







でも、なかなか言い出せない。







私はいつもこんなことを考えながら







高校生活を過ごしている。







3年の4月、身体測定。








一気に増えたらバレるよね。







先生「山崎さーん体重計に乗ってくださーい。」






私はそっと乗った。







先生「あらぁ…ちょっと増えちゃったね〜」







『食べすぎたかな笑笑』







先生「まぁこのくらいが可愛いわよ。」







食べすぎとか嘘だけど。






逆に食欲落ちてる。







そして数ヶ月後、その結果が渡された。






柊「山崎」





『はい』




柊「放課後残ってくれ。話がある。」






『…はい。』





私はこの時、覚悟した。






絶対に…バレた。







_放課後_

私は一颯に言われた通り教室で待っていた。




里「誰か待ってんの?」






『うん。先生が話あるって。』





里「そっか…じゃ、先帰ってるわ」





『うん。じゃーね!』





里「おう。」





と里見は帰っていった。






するとすぐに一颯が入ってきた。






柊「遅れてすまない。」






『いえ。』






柊「なぜ残らせたかは分かるか?」







『いや…なんとなく。』







柊「そうか。…単刀直入に聞く。


…俺になにか隠してるよなぁ?」






やっぱり






『バレた?』







柊「最近おかしかったんだよなぁ


目を逸られる、避けられる


それに…体育も休んでるみたいだしな」




『それは…』




「俺に、言えないことなのか?」




『怒らない?』




「内容による。」




私は深呼吸をし、覚悟を決めて話し始めた




『実は…妊娠、してる。』




「やっぱり…」




やっぱりって…気づいてたんだ。





『妊娠…5ヶ月目です。』




その一言に一颯は目を見開いた。




「5ヶ月…?」




『うん。…ごめん。』




「ふざけるなよ…」



あぁ。私はここで捨てられる。


もう終わりだ。




「なんで、もっと早く言わなかったんだよ。


…ずっと、ずっと1人で抱え込んでたのか?」




『うん…』




「そんなこと、1人で抱えるな!

これは、俺にも責任がある!

だから、もっと俺を頼れ!」



『ごめんね…』

.[完]→←公開告白.Seo(リク)



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
257人がお気に入り
設定タグ:3年A組 , 3a , 菅田将暉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢 叶 | 作成日時:2019年2月18日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。