3年A組短編集2 (ページ42)

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花恋、ありがとう。

私と花恋は抱き合って、別れた。

次は…翔だ。

翔の席には既に花恋がいて。

『花恋、少しだけ翔借りてもいいかな?』

花「うん。いいよ!

頑張りなよ(ｺｿｯ」

『ありがとう!笑』

私は翔を連れて、廊下へ

翔「急にどうしたんだよ」

『翔に伝えておきたいことがあって。』

「伝えたいこと…?」

『うん。』

私は深呼吸して伝えた。

『私は、翔のことが1年の頃から好きでした』

「え…」

『でも、付き合ってとは言わないよ。

…今日で翔を好きでいることやめるから。』

「え、どういう…」

『私ね、ライバルには勝てなかったの。笑』

「ライバル…?」

『うん。名前はいえないけど…笑

だから、今日から新しい恋をする。笑』

「ほ、ほぉ。」

『だから、後悔しないように想いだけ伝えておこうと思って。』

「…全然気づかなかった」

『そりゃそうだよ。笑

…花恋に夢中だもんね?笑』

「え?それどういう…」

『あ、ヘタレだったの忘れてた』

「ヘタレっていうなよ…笑」

『今までありがとね。』

「え、しぬの?」

『死なないよ!笑

…好きでいさせてくれてありがとってこと!』

「俺こそ、好きでいてくれてありがとう?笑」

『翔も早く恋しなよ笑』

花恋の気持ちはやく気づけバカ笑

「新しい恋ってさ…誰なの?」

『里見くん』

「えぇ!?里見!?大丈夫なのかよ…」

『昨日ね、告白してくれて』

「まじか…よかったな!」

『うん!

…これからもいつも通り仲良くしてくれる?』

「当たり前だよ!これからもよろしく!」

と握手を交わして別れた。

私はまだ廊下に立って外を眺めてた。

すると後ろから声が。

「おつかれ」

『あ、里見くん』

「その顔はうまくいったみたいだな笑」

『うん!里見くんのおかげだよ。

ありがとう!』

「俺は何もしてないよ笑」

『里見くん』

「ん?」

『昨日の返事なんだけど』

「えっ!?今!?」

まだ心の準備が…と焦ってる笑

『決まったから』

「ふぅ…いいよ。」

『私も好きです。』

「え、ほんとに!?」

『ほんとほんと!笑

…軽い女って思われるかもしれないけど…』

「そんなことない!…ありがとう

…え、じゃあこれって付き合ったってことだよな?」

『そうなるね』

「うわぁ…まじ嬉しい」

『大袈裟だよ笑』

「空音…」

私達はそっと唇を交わした