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.蓮side ページ29

俺は空音と付き合ってる。




朝に、空音のところに行こうかな


って思ったけど毎回行くのもなぁ…


って考えてるところに涼音が声をかけてきた。



涼「ねぇねぇ蓮」



「ん?」



涼「空音と喧嘩したことあるの?」




ケンカ…かぁ…。




「考えてみればまだした事ないかも。」




涼「え、それってある意味すごくない?笑」




「んー。ケンカになる原因がないってゆうか」




涼「なんか…仲いいんだね〜笑」




「まぁな笑」



なんてことを思い空音に視線を向けた。



あ、目合った。


手を振ろうとすると…



「あ、逸らされた。」




涼「あっ…」




「ん?」




涼「なんか…ごめん」




「いや?大丈夫だよ」




涼「嫉妬…してるんじゃないかな?」




「嫉妬かぁ…それなら、俺もしちゃうけど」




涼「え?」




「里見と仲良さそうに話しちゃって」




なんていうと、涼音は




涼「あ、蓮も嫉妬するんだ。」




なんていってて。




「俺も人間なんだから、嫉妬くらいするよ。」




涼「里見はフレンドリーだから。笑」




「フレンドリーでも、あれは近すぎる」




涼「あっちも嫉妬してるしお互い様ってことで…!」



それを聞いて俺は空音をみた。


すると伝わったのか分からないけど


空音をこちらをみていて。


目が合ったと思えばまた里見に向けられる。



涼「蓮」



「ん?」



涼「いま、最高に悲しい顔してるよ」



は、まじかよ。


俺はそんなはずは…と思い顔を触る。




涼「ほら、里見行ったよ。」



「ほんとだ。」




涼「ほら、行ってきなよ。」




「あぁ。行ってくる。」




俺は空音の元へと向かった。



俺が目の前に立てば空音は顔を伏せた。



俺は一旦、前の椅子を引いて、座った。



「空音」



名前を呼んでも返答がなくて。



「顔上げて?」



おれはできるだけ優しく声をかけた。


すると空音は顔をあげた。


目を合わせたことを確認し俺は口を開いた。



「…なんで、目逸らしたの?」



俺は少しピリピリしてるけど口調は変えずに。


すると空音はゆっくりと口を開いた。




『…蓮が、』



「ん?」



俺が?



『蓮が、涼音と…近くて、その…』


言葉を詰まらせながらも口を動かした。



「そのなに?」



分かってはいたけど意地悪をしてみた。



『…嫉妬した、から。』



そういうと空音はまた顔を俯かせた。

.完→←.



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作者名:夢 叶 | 作成日時:2019年2月18日 18時

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