高嶺の花.Sunaga ページ25
※須永くん目線です。
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俺が通う学校には
"高嶺の花"
と呼ばれるやつがいる。
それが"山崎空音"だ。
山崎とはクラスが一緒だ。
だけど、ほとんど話したことがない。
それに山崎を狙ってるやつなんて
たくさんいるはずだ。
いや、もしかして9割そうなんじゃ…?
その9割には俺だって入っている。
だけどおれはそこらのやつとは違う。
俺は卒業までには絶対に告る。
だからおれはある人に相談をした。
「なぁ。…諏訪、甲斐。」
甲「どうしたんだよ。」
諏「てかなんで私まで…」
「わりぃ。…相談したいことがあって。」
甲「須永が相談なんて珍しいな。」
そう。俺は仲のいい甲斐と。
山崎と仲がいい諏訪を呼び出した。
諏「私が呼ばれたってことは…空音関係?」
「は、」
なんでわかんだよ…
諏「フッ…やっばりか。」
甲「てことは…山崎が好きなのか?」
「…あぁ。」
諏「空音を好きになるとはねぇ…」
甲「山崎を手に入れるのは大変だぞ?」
手に入れるって…物じゃねーんだからよ…。笑
「そんなんわかってるよ…」
諏「ひとついい事教えてあげよっか」
いいことってなんだよ…。
「いいことって?」
おれは真剣に耳を傾けた。
諏「空音、須永のこと気になってたよ」
「なんだよ…それ。」
甲「え、もう告れよ。」
「いや、まだ…。」
諏「須永について結構聞いてきたし。」
「…変なこといってねーよな?」
諏訪なんかデタラメいいそうなんだよな。
諏「いや、ちゃんと答えたから笑」
ほんとかよ…
甲「どんなこと聞かれたんだよ」
諏「あぁ」
・俺に好きな人がいるのか
・魚住のこと好きなのか
・どんな人なのか
・話してみたい
そんなことを聞かれたらしい。
甲「もうそれって完璧すきだろ」
「いや、あの高嶺の花だぞ?」
そんなんあるわけないだろ…
諏「好きかどうかは別として。
もしそれだったら…
須永はそーやって逃げんの?」
「は…?」
どーゆーことだよ。それ…
諏「だから、好きだっていう気持ちから
空音が高嶺の花だからって逃げんのって聞いてんの!」
甲「諏訪。そこまでにしとけよ。」
甲斐が止めに入る。
諏訪の声にクラスの奴らが俺たちに視線を注ぐ
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作者名:夢 叶 | 作成日時:2019年2月18日 18時