3年A組短編集2 (ページ17)

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.終ページ17

＿武智side＿

「あ、ちょっと!!」

…行っちゃったよ。

山崎から告白されてしまった。

まぁ…人気者だからしょーがないんだけどっ!笑

ってそんなことは置いといて…

これはどーしたらいいんだ?

返事をすべきなのか?

でも、俺は一応教師でもある。

…まだ期限はある。

もう少し考えよう。
.

.

.
それからもいうもの…

『おはよ』

「え、あ、おはよう。」

＿＿＿＿＿＿

山崎が通るたび…

『ｽﾀｽﾀｽﾀ…』

「…わっ!!」

『???』

＿＿＿＿
柊「そういえば山崎が…」

「山崎!?」

柊「なんで山崎で驚くんですか?」

「いや、なんでもありませんよ。笑」

「あぁ…どうしたんだよ俺!」

あれからというもの…

山崎に敏感になってしまった。

これは…意識してるのか?

いやいやあれは生徒…生徒…

柊「ほんとにどうしちゃったんですか?」

「わぁ!!…柊先生…」

いつの間にいたんだよ…。

柊「ぜひ1人で溜め込まず、私に相談しましょう。聞きますよ。」

…柊先生はいいやつだしなぁ…

「わかりました。」

私は柊先生にすべてをお話しした。

柊「…そうでしたか」

「どうしたらいいんでしょうか…」

柊「いいんじゃないですか?」

それは…どういう…?

何に対してのなんだ?

「なにを?」

柊「知ってると思いますがそれは恋ですよ恋」

「わ、私が山崎に恋してるんですか!?」

柊「あ、自覚してなかったんですね。失礼」

そうか…

おれはあいつを好きになってしまったのか…

「しかし…想いを伝えてはいけないかと…」

生徒と教師だ。

認められてはいないし…。

バレたら即クビだ…。

柊「卒業」

と柊先生が言った。

「はい?」

柊「だから、卒業」

なにいってんだ?

「そ、卒業?」

柊「はい。今はまだ生徒と教師の関係です。

ですが!…高校を卒業すれば?」

「その関係は…きれる。」

柊「そうです。…もう分かったでしょう?」

そうか、卒業式が終わったら

その関係は終わる。

…決めた。

「柊先生。私は決めました。」

柊「ん?(やっとか)」

「私は卒業式後、山崎に返事をします」

柊「いいと思いますよ?」

と微笑んだ柊先生

「協力…してくれますか?」

とダメもとで頼んでみる

柊「いいですよ」

山崎…卒業式まで待っていてくれ。