3年A組短編集2 (ページ2)

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気持ち.Nakao(リク) ページ2

3ヶ月前

私は蓮に告白された

その時わたしも好きだった。

だけど…
.

.

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「空音。好きだ」

『ありがとう。でも…』

「わかってる。ただ伝えたかっただけ。」

『…私も好きだったよ』

「…そうだったんだ。」

『…でもね好きになっちゃいけなかった。

…蓮のこと。』

「…なにそれ、」

『…本当は言っちゃいけないことだけど…。

…涼音も蓮のこと好きなんだよね。』

「涼音が…?」

『うん。』

「…そっか。

実は俺も似たようなことがあって…」

『似たような…こと?』

「うん。…里見、空音の事が好きって。」

『えっ…海斗が?』

「うん。…だから好きになるなよ。

…協力してくれって。言われてた。」

『…涼音も言ってたよ。全く同じこと…。

…そーゆーことだったんだ』

「…あいつらは俺らをくっつけないために…」

『…うん。』

「…協力しなきゃいけないんだよな。」

『そうだね…』

「俺がもし涼音と付き合ったとしても。

空音が好きだってこと。

…忘れないでいてほしい」

『うん。…私も同じく。

…忘れないで欲しいな。』

「辛いけど…お互いがんばろうな」

『うん。』

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ってことがあって…

今は海斗と付き合っている。

もちろん蓮は涼音と。

私は海斗の彼女になった今も

蓮のことを好きでいてしまう。

海「…空音?」

『へっ、あぁ…ごめん笑…なに?笑』

海「なんか考え事?」

『ううん。…昨日寝るの遅くて…笑』

海「ちゃんと寝ないとダメだぞ。」

『はーい笑』

海斗は気づいてるのだろうか。

…海斗ごめんね。

まだ完璧には好きになれないみたい…。

もう少し…時間をください。

すると思ってることが伝わったのか…

海「…大丈夫だから」

そういい頭を優しく撫でてくれた。

『…ごめん。ありがとう』

といって微笑んだ。

＿Nakao.side＿

空音…ごめんな

俺はあの時から忘れられない

…泣きながら謝りあったあの日から

涼音には悪いけど…

好きだけど…

その好きは空音を超えることはできないかもしれない…

涼「蓮?」

「ん、なに?」

涼「さっきの聞いてた?」

「ごめん笑…ぼーっとしてた」

涼「ちゃんとしてよー笑」

「『大好きだよ。』」