いざ、レインベースへ！ ページ19
私達三人はようやくナノハナを抜けて、砂漠地帯へと到着しました。
ナノハナを抜けると、今まで鼻にかかっていたきつい香水の匂いがすっと消えて、なんだか空気が美味しく感じます！
「ようやく着いたわね。さ、迎えが来ているわ。」
ロビンさんが指差した方向には大きな亀の姿が。
お父さんからかなり大きいと聞かされていたけど、ここまで大きいなんて予想してなかった。
近くに駆け寄ってバンチをじーっと見つめていると、大きな目玉がギョロっとこちらを向いた。
思わず心臓がドキリと跳ねてしまったけど、私にそこまで興味はなかったのか、すぐに視線を外された。
少しショックなんだけど
「A、行くぞ。早く乗れ。」
お父さんが急かした口調でそう言ったので、私は慌ててバンチに乗り込んだ。
そして、全員乗ったことを確認すると、景色はゆっくりと動き出す。
私は窓からじっとその景色を眺めていた。
『……そういえばさ、私達が向かってるレインベースってどんな所なの？』
ワクワクと目を輝かせながら、窓からお父さんの方へ視線を移す。
「ミス・オールサンデー、後の説明は任せる。……俺は少し疲れた。」
そう言うとお父さんはゆっくりと目をつむって、すぅすぅと静かに寝息をたて始める。
その様子を見ると、お父さんもちゃんと人間してるんだなぁと当たり前の事を考えてしまった。
「分かったわ。」
ロビンさんの説明は歴史や地理などの詳しい説明も含まれていて長かったので要約してまとめると……
私達が向かっているレインベースは夢の街と呼ばれるギャンブルが盛んな街。
その中でもこの街の最大のカジノ、「レインディナーズ」はなんと、お父さんが経営しているらしい！
いやはや、お父さんって凄いんだなぁ……。
どえらい人の娘になってしまったと考えちゃうよ。
「それにしても、少し冷え込んで来たわね。」
ロビンさんは腕に手を当てて、寒そうに体を震わせている。
窓から外の景色を眺めると、完全に日も落ちて完全に夜になっているのが分かった。
砂漠って朝はとっても暑いのに、夜はとっても寒いんだよね。
その原因は砂漠には水分が少ないからなんだって！
……いやそんな豆知識どうでもいいよ
『あの、大丈夫……ですか？』
「ええ。このくらいの寒さどうってことないわ。……それより、Aちゃんは大丈夫？」
あれ？
そういえば……。
『寒くない。』
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清雅。(プロフ) - あめ。さん» ありがとうございます!!!お父さん感のある鰐さんを表現するのにかなり苦労したので、そう言ってくださるととても嬉しいです！これからも体に気をつけて更新していきます！ (2019年9月25日 23時) (
レス) id: 54a20fa017 (このIDを非表示/違反報告)
あめ。 - 意外と鰐さんがちゃんとお父さんしてて笑いましたw面白いですね！体に気をつけて頑張ってください！ (2019年9月23日 21時) (レス) id: 889e95be0e (このIDを非表示/違反報告)
清雅。(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます!!!更新頑張ります(*^-^) (2019年9月7日 18時) (レス) id: 54a20fa017 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 初めまして！面白いです！更新頑張ってください！ (2019年9月7日 9時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
清雅。(プロフ) - 夏ノさん» ありがとうございます！最近忙しくて更新出来ない時もありますが、出来る限り頑張っていこうと思います!!! (2019年9月1日 22時) (レス) id: 54a20fa017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清雅。 | 作成日時：2019年8月10日 2時
