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五十三, ページ7

土方「俺達あいつに話しておかないといけねぇことがあるんだが、一瞬1人でも平気か?」



土方が出ていった仙華を気にかけて言うと




霧瀬「…平気です」



と、またいつもと変わらない表情を見せて霧瀬は呟いた


霧瀬の返事を聞いて土方に沖田そして山崎が部屋をあとにした









霧瀬「ハァハァ…ふ…ハァ…ぅ…ハァ」



一人になっても動悸と胃の不快感は絶えず押し寄せる
静かな部屋でひたすら霧瀬が耐えていた時だった






沖田「なーにが平気でィ」



呆れた顔の沖田がはいってきた






沖田「苦しいならいいなせぇ、お前はもっと人に頼る力を身につけるべきでィ」





霧瀬「…?」







沖田「…一人の部屋で寂しかったんじゃねぇのかィ」






霧瀬「ハァ…っそんなこと」



言いかけてまた吐き気が遅い口を紡ぐ
沖田はそんな霧瀬の身体を起こして

無言で背をさすり続けた






霧瀬「ぅ…ハァハ…コホッコホッ…ハァ」









土方「なんだ、また吐いてるのか」


扉が開き土方が中の様子を見て言った





霧瀬「仙華に…話…ってなんだったん…ですか?」




熱があるはずなのに青白い顔をした霧瀬が土方の顔を見上げた





土方「本来ならあいつも罪に問われるがお前に免じて今回だけは見逃してやるって話だ」





霧瀬「そう…ですか」








土方「手のしびれはどうだ?」



そう言うと土方は霧瀬にその場にあったペンを持たせ
霧瀬はそれを受け取るとしっかりと握った





土方「大丈夫そうだな、あとは熱さえ下がれば元通りだ、今晩には治るだろ」




土方がそう言い沖田はそれに頷いた

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設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 吉原   
作品ジャンル:恋愛
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優奈(プロフ) - 累さん» コメントありがとうございます!全て読んで頂けただなんて感激です。これからもよろしくお願いします (2020年6月14日 21時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 作品すべて読ませて頂きました。凄く引き込まれてしまいました。次回作も楽しみにしています。 (2020年6月14日 10時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!止まっていた手が動き出しました笑 (2020年3月7日 5時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 次の展開が楽しみ!!このお話大好きです! (2020年2月26日 2時) (レス) id: f18a62c7db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優奈 | 作成日時:2019年8月21日 4時

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