十一, ページ13
吉原の大門が締まり、今日は呼び出しがないだろうと楼主に言われた真選組一行は立ち上がり、部屋をあとにした
山崎「霧瀬さん隣の部屋ですかね」
近藤「もう呼んで茶屋に帰ろう」
四人が廊下を歩いていると後ろから1人の花魁が声をかけた
「あの」
振り返り土方が尋ねる
土方「誰だ?」
「私は仙華といいます」
山崎「君も霧瀬さんと同じ..?」
仙華「あ、、わ、私は付廻しですから」
山崎「付廻し?」
仙華「花魁にも階級があるんです。霧瀬ちゃんは1番上の呼び出し、私は下の付廻しです」
近藤「へー、奥が深いもんだなぁ」
感心して頷く近藤の横で土方は溜息をついて言った
土方「それで、どんな用件で?」
仙華「あ、あの、わたし、皆さんに協力できるかもしれません」
沖田「それはどういうことでィ」
今まで黙っていた沖田が口を開く
仙華「私は霧瀬ちゃんと同じ頃ここにやってきて、今まで共に過ごしてきました。私は霧瀬ちゃんの過去をしっています。......父親のことも」
近藤「なに、それは本当か!」
仙華は深く頷いた
その時、廊下の突き当たりの襖が開いた
仙華「....霧瀬ちゃん」
霧瀬はこちらを見るとすぐに背を向け歩いていってしまった
山崎「あ、霧瀬さん帰っちゃいますよ」
近藤「悪いがその話、今度詳しく聞かせてもらえるか?」
仙華「はい」
仙華の返事を聞くと一行はすぐに霧瀬を追いかけた
221人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優奈(プロフ) - 嬉しいコメントありがとうございます!これからも頑張りますので引き続き読んでくださると嬉しいです! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
あこや - わからない言葉とか意味もかいてくれててすごく読みやすいです!しかも面白い!応援してます! (2019年8月30日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!めちゃくちゃ頑張れます!! (2019年7月21日 0時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - すばらしい。コレからも気張りや〜、応援しとるで〜 (2019年7月20日 20時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!更新頑張りますので引き続き見ていただけると嬉しいです! (2019年7月20日 1時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優奈 | 作成日時:2019年7月16日 2時