人魚と双子�� ページ15
やりようもない孤独感。
私はそれを埋めるため
人魚の掟に逆らった。
《人間の世界に近づいてはいけない》
人間は恐ろしいものだと、
汚いものだと教えられて育った。
でも、実際何を根拠にそれを言うのかわからない。
会ってもないのに。話してもないのに。
そんな疑問は常々抱えていた。
人魚の夜会が開かれる今日。
両親も付き人も、
自分にまで手が回らないのをいい事に
陸に近づいてみた。
星々が輝く夜
美しい星空の下
岩場に身を隠しながら
私は1人、佇んでいた。
『ここなら誰も来ない。誰もいない。』
少しの冒険心からだった。
縛られてないようで、縛られた生活に疲れていた。
何かにワクワクしたり、喜んだり。
できる機会は全くない。
その時
私は1人でいるとばかり思っていた。
だからこそ安心できたのに。
陸から来た2つの影に気が付かなかった。
『『君は、どうしてここにいるの？』』
私が生きてきた中で、
恐れていたことが起きてしまった瞬間だった。
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kafu(プロフ) - 看護学生大変ですよね、凄いです！更新楽しみにしてます (2022年6月26日 17時) (
レス) @page22 id: e8c3f18d4d (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - maeさん» コメントありがとうございます！なかなか更新できないで申し訳ないですが、いい作品になるように頑張ります！ (2017年10月1日 13時) (レス) id: 1418814bda (このIDを非表示/違反報告)
mae - 面白いです！更新ファイティン！ (2017年10月1日 11時) (レス) id: 2ff28a585b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2017年6月12日 18時
