き ページ13
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喫煙所に入ってポケットからすばるくんが吸ってるのと同じ銘柄の煙草を出す。
きっとなんでも好きな人の真似がしたくなる俺のそういうとこが最高にめんどくさいんやろな、と思ったその時、何かが床に落ちた感覚があった。
あ、すばるくんのジッポ。
そういえば俺持ったままやった。
俺はジッポを拾い上げるとソレで煙草に火を付けた。
すばるくんのジッポで吸うすばるくんと同じ銘柄の煙草。それだけで舞い上がる。喧嘩してなければきっと頰の歪みを抑えるのに必死やったと思う。
ほんまに俺って子供やなって思うことは山程ある。
でももう大人やし。すばるくんにとっては年下やけど、俺ももうどっちかて言うたらオッサンやし。いやオッサンが三年も付き合ってる恋人に見栄張ってんのもキモいな。
考えるのを辞めたくなった。
でも辞めるためにはどうしたら良いかわからんかった。
多分、俺はすばるくんが好きすぎる。
「亮!」
喫煙所から出ると背中から聞き覚えのある声が俺を呼んだ。
「すばるくん。」
俺を探してたんかな、と勘違いしてしまうほど息をあげたすばるくんは振り返った俺の腕を掴んで近くの空いてる楽屋に俺を半ば強引に押し入れ、鍵を閉めた。
あ。俺怒られるんや。
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ちち(プロフ) - 2人らしい空気にキュンキュンしました(T ^ T) (2018年5月26日 16時) (レス) id: 56e6c8e118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pikako | 作成日時:2018年5月13日 23時