【男主】主 役 と 悪 役【wrwrd】

#4 試験(第二) ページ4

ー貴方sideー

次の試験はバトロイ方式
残り五人になるまでバトルロイヤル
もちろんコチラは協力するけど


ri｢あー、なんか……見てみ｣

『？……うわ』


相手を見てみると、屈強な大男ばかり
まぁでも……


？｢楽しみやなぁー｣

？｢……すぐに終わらせますよ｣


多少、細身の人はいるけど


ri｢あんなのに殴られたらひとたまりもないな……｣

『……そう、だね』


兄貴が弱音を零すなんて……珍しい

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〜第二試験〜


ﾋﾟｰｯ


本日二回目の開始の合図

……とりあえず様子見だな

と思いきや


ri｢Aｯ！｣

『ｯ……！？』


この中で、俺は一番小柄
故に弱いと判断したのだろうか
大人数で攻め込んできた


『めんど……』


無駄な戦闘は(めんどくさいから)避けたい
だが……


？｢……｣


何故か幹部と総統がこちらを見ているからな
一応、魅せておきたいところ

まずはバカみたいに飛び込んできた男の急所を踏み台にするように踏み付ける


｢う"ｯ……｣


その反動で飛び、他の人の顔に着地

……え、やりすぎ？

大人数で攻める方が悪い

そこから地に着地して、回し蹴り
子供の頃から鍛えられた俺らと彼らとでは、まるで次元が違う


『……まだやる？』

｢バケモンだ……｣


"バケモノ"……？
確かにそうかもしれない
でも俺は


『失せろ』

｢ﾁｯ……｣


兄貴がいないと何も出来ないから

ｶﾞﾝｯ

音が聞こえ、後ろを振り返る
そこには顔スレスレに誰かの足があり
それを兄貴が受け止めていた


？｢……｣

ri｢不意打ちは卑怯だろ｣

？｢ちょうど二人なのでやり合いません？｣


紫ヘルメットと瓶底メガネ
名前は知らないけど……強い


『……』


彼らの動きに恐れを生した野次馬は、いつの間にか消えていた
油断していた……兄貴がいなかったら、今頃は……


ri｢集中しろ｣

『……ごめん』


深呼吸して、思い切り飛びかかる
予測していたのかもう一度、蹴りが飛んできた
足に飛び乗り、後ろに着く


？｢ﾁｯ｣


足をひっかけようと足ををからめるも


『なｯ……』


足に目がいって後ろのメガネに気がつかなかった


ri｢こっちも忘れんな｣

『ｯ……ありがと』

？｢あと少しやったんだけどなー｣

？｢油断大敵ッスよ｣

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結果は引き分け
野次馬の野郎があと一人になったから必然的に五人になった

次は……


『"幹部戦"……か』


〜第二試験突破〜

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