第247話 ページ8
武道くんがまた黒川さんに殴りかかろうとする寸前。
私は見えた。
『…っ!』
花「おせぇよ…」
どうやら、それは武道くんも気づいたようで。
花「俺…負けなかったっスよ……」
イ「は?何を言っている?」
みんながみんな、頭に?を浮かべている。
花「総長」
涙を流しながら口角を上げる武道くんは、まるで佐野くんがここに来ると、信じていたようだった。
九「バカな!今日妹を“亡くした”のに…
失意のどん底なハズだろ?来れるわけがねぇ!!」
一くんが天竺全員が思っているような口調ぶりでそう言ったが、そんな言葉を無視して佐野くんは言った。
万「少し…たけみっちと話をさせてくれ。」
と。
花「来てくれたんですね…」
万「ありがとう、たけみっち」
そう言って佐野くんは武道くんを抱きしめた。
花「マイキーくん…でもなんで…?とても来れる精神状態じゃなかったはず…」
華「エマが目を覚まして言ったんだよ。“Aちゃんが危ない…”って。
それに______」
佐野くんの後ろには華弥ちゃんもいて、更に、その向こうにはバイクに跨った龍宮寺くんの姿が。
花「ドラケンくん!?なんで2人とも来れるんだよ!?」
ド「降りなよヒナちゃん。」
花「え!?」
ヒ「ごめん武道くん…来ちゃった」
日向ちゃんが、全ての経緯を話した。
武道くんが未来から来たこと…
つまりタイムリープできることを。
半「だりぃー…向こう行くぞオラ」
『い゛っ…!ゃめ…て…!』
佐野くんや龍宮寺くんが来たことによって半間さんは面倒くさそうに座り込んでいた私の髪を引っ張りあげた。
ド「っ……どうするよマイキー。天竺は半分ぐらいはまだ動けそうだぞ」
万「200対2ってことだな」
ド「あぁ…」
万「ハンデいる?」
堂々と佐野くんはそう言った。
自信に満ちた目で、私を捉える。
万「あと、それ以上Aに手ぇ出すならどんな奴だろうと殺す。」
『… さ、のくん……』
「ふざけんなこの野郎!」
「バカにしてんのか!?」
「ハンデなんざこっちのセリフじゃゴラァ!」
万「てめぇらこそバカにしてんじゃねぇのか?
俺を誰だと思ってんの?200人?
2万人連れてこい!!」
943人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モチモチ(プロフ) - シオンさん» お楽しみに〜って感じですね! (2022年7月16日 21時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - モチモチさん» 絶対出番ありでしょう〜〜(*゚∀゚*)そこで飛び蹴り〜〜 (2022年7月15日 17時) (レス) @page48 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - マイキー出番あり……かも???笑 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - マイキーはよ〜〜助けてやって〜〜 (2022年7月11日 22時) (レス) @page45 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 沙耶さん» ハッピーエンドになります!させます!!笑 はい、ありがとうございますっ☆ (2022年7月11日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モチモチ | 作成日時:2022年5月21日 21時