お兄ちゃん 6【東京リベンジャーズ】 (ページ16)

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第255話ページ16

イ「蘭、竜胆！」

イ「今日からこいつは俺の下僕だ。」

って聞いたら、

竜「っ！？」

蘭「……は？」

まあ、こんな反応は当たり前。当然死ぬほど焦ったし、あいつに怪我がないか心配だった。

この時の正しい判断は、未だよく分からない。

けど、俺はあの時「分かった」と言ったんだ。

竜「は…？兄ちゃん何が分かっただよっ…！

巫山戯てんの？Aを危険な目に遭すのと一緒だろ！？」

当然、竜胆はキレた。

だから俺に向かってキレた口調でそう言ってきた。

蘭「ばーか。397対3なんてすぐ負けんだろーが。大将の目を盗んで逃がすんだよ。」

そんな竜胆に俺は冷静になって言葉を返す。

竜「…3、？」

蘭「九井のこと。Aと従兄の…あいつもさっき顔色変えてたの見えた」

竜「だとしても…！何かあってからじゃっ…！」

蘭「下僕っつってもAは女。流石の大将も戦わせたりはしないだろ。とゆーか、パシリ程度。

竜胆、焦るのは分かるけど今は俺も同じ気持ちだ。

だから今は影で見守ってやんの。分かったか？」

竜「っ…」

ハァー…

2人の兄やるって大変だわ。

俺が1番になって落ち着いてなきゃあ、竜胆もAも焦って周りが見えなくなる癖があるから。

唯一の神頼みはマイキーがここへ来ること。

稀咲が妹を始末するとか言ってたけど、それで来なかったらイザナはAから離れることはねぇから。

一か八かでかけてみたんだ。

ここに、マイキーやドラケンが来ることを。

神頼みは叶って2人とも来て、これで大丈夫だろう、Aを東卍任せることが出来るだろう、って思った。

当然ら優勢だった天竺は一気に劣勢へと変わっていった。

一安心。

そう思ったのが間違いだったんだな。

鶴蝶が撃たれそうになったのをAが庇って、

大将は邪魔されたAを殺そうとして庇って殺されて。

Aに遺言擬きみたいなのまで言わせておいて。

こいつは生かせてはおけない。

親父との“約束”を守るために。

だから俺は…

蘭「ぶっ殺す…！！」

そんなことしか頭が回らなかった。

大事な家族ほど傷つけられたら生かせては置けない。