第240話 ページ1
毎日、生きて帰れたらいいな…
これから先、そんなことを思うようになる気がする。
イ「今宵ここで歴史が変わる。その来賓として東京中の不良のトップを集めた。」
私、これから、本当に黒川さんの下僕として生きていかなきゃならないのかな…
なんて、考えながら鼻をすする。
一くんは幹部でもなんでもないから、私にむやみに近づくことが出来ないみたい。
…こんな私を最後まで助けてくれるのは一くんだけ。
そんな自分が情けなくて、惨めだった。
鶴「…イザナ、10時を回った。もう東卍は来ねぇよ。」
鶴蝶さんが下に降りたことで、今私の斜め後ろにいるのは稀咲さん。
怖くて身動きすら出来ない。
それに約束の時間から2時間もオーバーしている今日の抗争はもうないだろう。
じゃあ、この手の拘束から解放されたりするのかななんて、他人事のように呑気に考えている自分もどこかにいる。
情緒不安定が状態なんだ。
「三ツ谷とスマイリーは俺と竜胆で片付けた。
壱番隊ムーチョが。お前の判断は賢明だったぜ?九井。
そして、マイキーとドラケンは稀咲が潰した。」
『…』ピクッ
佐野くんと言われて敏感に反応するって、私はまだ未練タラタラ。
「東卍なんてマイキーがいねぇとなんにも出来ねぇチームだろ?」
「しかし誰も来ねぇとはな。つまんねー連中だな」
東卍の人たちを好き放題言われて言い返したかった。
つまんないのは卑怯な手を使って、来なくさせたあなた達だって。
けど、私にはそんなことを言う資格なんてない。
あるわけがないの。
自業自得だから。
だからお兄ちゃんたちにも裏切られるんだよ。
マイナス的な感情が渦巻き、私はもう心が折れそうだった。
でも、稀咲さんは言った。
「あいつは来るよ」と。
それと同時に段々とバイクのコール音が夜の街に鳴り響く。
鶴「…まさか」
「おいおいマジかよ!?東卍が来たぞぉっ!」
そして真っ暗だった心の中から見える1つの小さな灯り。
『たけ、みち…くん…』
稀「待ってたぜ、ヒーロー…」
花「…Aちゃん、助けに来たよ。」ボソッ
武道くん率いる、東卍の人たちがやってきた。
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モチモチ(プロフ) - シオンさん» お楽しみに〜って感じですね! (2022年7月16日 21時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - モチモチさん» 絶対出番ありでしょう〜〜(*゚∀゚*)そこで飛び蹴り〜〜 (2022年7月15日 17時) (レス) @page48 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - マイキー出番あり……かも???笑 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - マイキーはよ〜〜助けてやって〜〜 (2022年7月11日 22時) (レス) @page45 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 沙耶さん» ハッピーエンドになります!させます!!笑 はい、ありがとうございますっ☆ (2022年7月11日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ | 作成日時:2022年5月21日 21時