第204話 ページ14
2月5日
「お前がマイキーの女？」
『…誰ですか？』
ある日の学校の帰り道。
後ろから声をかけられた。
銀髪のセンター分け。
少し佐野くんより背の高い男の人だった。
イ「黒川イザナ。」
『…そうですか。』
その人の名前を聞いてもピンとくるはずはないので、横を通り過ぎようとすると、腕も掴まれる。
『っ！！…は、なしてっ…くださ…』
イ「俺の質問に答えろよ。」
『いた、い…！』
折るかのように力強く握って、生理的な涙が出る。
抵抗しようとしても、力が強すぎて叶うはず無かった。
イ「で？お前がそうなの？」
『過去の、人です…！今は違っ…う…！』
イ「ふーん。」ﾊﾟｯ
解放された左腕はジンジンと痛みが走っている。
何？誰？
この人は、佐野くんの知り合い…？
イ「名前は？」
『…たか、なし…A…』
もはや恐怖でしかない。
私を捉える瞳はなんの感情もなさそうに見えたから。
怖くて怖くて、つい自分の名前を言ってしまう。
イ「面白ぇ女。」
そう言い残した黒川さんは私に背を向けて歩いていった。
気づけば私は携帯を取り出して連絡履歴のところを開いていて…
『……』
“佐野くん”
上から3番目にある佐野くんの連絡先を開いていた。
震える指で押しそうになるのを堪え、そんな自分に腹を立てる。
すぐ誰かに頼ってしまいそうになるの、ほんとに嫌い…なんて呟きながら家路につく。
『おにーちゃん、佐野くん…』
ペンダントの中にいる3人に声をかけてももちろん、返事なんて返ってこない。
気持ちを紛らわすために竜お兄ちゃんから貰ったクマのぬいぐるみをただ抱きしめることしかできなかった。
・・
・
一方、その頃…
花「あ、あの！」
蘭「あ？誰お前」
竜「東卍の奴か？何、俺らとやんの？」
花「い、いえ…その！
…Aちゃんのことについて、どうしても聞きたいことがあって、！」
蘭「……あ゛？」
竜「……」
武道くんがお兄ちゃんたちと接触していたなんて、誰もが思いもしないことがあった。
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モチモチ(プロフ) - 🐻さん» 返信遅くなってすみません……！💦 ワカ全然出てないのにそう言っていただけるなんて嬉しいです！！ (2022年7月12日 15時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
🐻 - ワカを出してくれてありがとうございます！推しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年6月11日 18時) (レス) @page23 id: 9bf86ec6ad (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» 嬉しいです…！！ありがとうございますっ🥹 (2022年5月14日 12時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - いえいえ、誰にでも間違いはありますから！！作品とてもお面白くて毎日見てます笑頑張ってください！！ (2022年5月13日 22時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» これ真面目にお茶吹きました。わざわざありがとうございます…🥲 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2022年4月5日 8時
