その後の話 その1 ページ33
今日は悟とデートの日。
これまで何回かしてきたけど、今日は特別な日らしく絶対空けておいてって言われた。
「にしても遅いなぁ…」
待ち合わせ時間を過ぎてもなお、悟は一向に現れなかった。
「事故かなんかに巻き込まれた…？……いや、それはないか。あの人最強だし。」
五「誰が最強だって？？」
私の独り言が聞こえたのかベンチに座っていた私を覗き込むように顔を近づけてくる。
「遅刻。」
五「律儀だなぁ…約束は破るためにあるんだよ！」
「ふーん…じゃ、私との約束も破るんだ？それなら私も五条さんとの約束破ろ〜か…五「言い訳かもしれませんが急な深夜任務で寝坊しましたすみません。」……はぁ…。素直でよろしい。」
任務か…それなら仕方ないね。
いや、もう無事ならなんでもいいんだけど。
「名誉挽回してくださいね五条さん。」
五「…」
私が歩き出してもピタッと足を止めて私を見つめる。
「…？どうかしたんですか？」
五「その五条さんっての辞めてよー…」
あぁ、なんだそんなこと。
「さっきも言いました。名誉挽回したら呼びますよ、何回でも。………悟。」
最後にそう付け足せばあからさまにパァァ…と効果音が着くぐらい笑顔になる悟。
五「するする！名誉挽回のためにいくぞー！」
…これじゃあ、どっちが歳上か分からないじゃんか、
渋谷駅を乗り継いで、目的地の最寄り駅で降りる。
「五条さん、特別な日って何でした？？私全然覚えてなくて…」
歩いて数分の事、特別な日って言うのが少し引っかかっていた。そんな私を悟はまあまあ〜というだけ。
「…？あれ…ここ、」
見覚えのある街が見えてくる。
五「あ、気づいた？」
着いた場所は、私の地元、…悟と出会った場所だった。
五「ちなみに今日は僕たちが出逢った日だよ。」
「っ…！」
そうだ…ちょうど今日の日だ…
五「どうしても今日が良かったからね。…って泣いてる、？」
「？……ほんとだ、私泣いてる…」
五「ごめん、泣かすつもりはなかったんだけど…」
悲しいんじゃなくて嬉しかったんだと思う。
悟がちゃんと覚えててくれたことに。
「悟…ほんとに、ほんとに大好き。ありがとう…覚えててくれてありがとっ…」
五「いいよ。でも僕は愛してるけどね。」
互いに見つめあったあと、ゆっくりと影が重なった。
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モチモチ(プロフ) - わっぱみがきさん» 最近読み返したんですけどかなりの誤字があって笑いましたがそんな感想を聞けて凄く嬉しいです💕 最後まで読んでいただきありがとうございましたー！ (11月18日 20時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき - この作品映画化したら全米が泣くね！！！！(断言)自分ほんとこういう系弱いんですよ、！！神作すぎません？！設定しっかりしすぎてるし、読みやすいしエモいしでトリプルコンボですよこのやろう あったかもしれない未来でエモすぎて悶絶した、完結おめでとうございます (11月1日 13時) (レス) @page36 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 夜月星さん» えぇ…泣 嬉しすぎます.*･ﾟありがとうございます*ˊᵕˋ* (8月17日 16時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月星 - この作品に感情移入しすぎて泣きながら読みました。とても感動しました！これからも活動頑張ってください！ (8月10日 2時) (レス) @page36 id: 8fef4097b5 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - ゆゆさん» わぁ！めっちゃ嬉しいです〜！✨️最後まで読んで頂きありがとうございました！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2021年12月19日 15時
