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142話 ページ18




そこからの展開は早かった。
天内理子が殺害され、九十九由基の言葉が身体全てを呪詛師の道へと引っ張った。



“術師”だけの世界。



それを叶えるために花宮Aの力が欲しかった。
だけどなんの接点もない呪術の世界に簡単には来てくれないだろう。

だから、少しずつ花宮Aと呪霊の接点を作っていくことにした。




始めは慣らすために低級呪霊を少しずつ撒いた。



これで自分の術式を見つけて祓っていけばいい、そう思っていた。




だがそんなある日、刀を持って呪霊を祓う姿を見た。



「花の呼吸 弐ノ型 御影梅」



そんな言葉を呟きながら呪霊を淡々と祓っていったのだ。これには計算外だったが、さらに戦力が増すと思い見守り続けた。



それと1つ、分かったことがあった。

それは幼い時に握手したあの心に潜む黒い影。




あれは彼女にとっての“負の感情”。


今まで蓄積されたその感情が目に見えて分かる。

多分、悟や普通の術師には見えない。
呪詛師だからこそ見えるのだと。






そして彼女が16歳になった時、大胆な行動に出た。


母子家庭の花宮家に特級呪霊を1体放った。

ターゲットは彼女の母親。





人間は誰だって身内、それも実母が死ねば悲しむはず。
そして私が今まで見てきた彼女は心が繊細の中の繊細。ガラス細工のように脆くて弱い。



殺して、精神を不安定にさせてこちらへ来させようとしていたのに先を越された。



…そう、五条悟に。




巫山戯るな、私がここまで計画を持って仕立てあげたのに。


そう思ったが終わってしまったことは仕方の無いことだった。




ならば仲間を裏切らせ、絶望させてからこちら側に引き込もうと新たな計画を立てた。



全ては思い通りの世界にするために。

だからあの鬼舞辻とも結びたくもない縛りをつけてここまでやってきたのだ。




夏「…だから、花宮Aが自分自身を呪い、蓄積されていた負の感情が爆発して出来たのが…、君、花呪蘭ってわけさ」






周りを見れば皆が私を睨んでいる。
特に目付きがすごく鋭くなったのはは蝶の髪飾りをした女と、金髪の箒を持った女。





まぁ、どう思われても私は怖くないがね。








_____花呪蘭。










迷うことなんて何一つないんだよ。

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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時

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