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134話 ページ10

花「だーって私1人で殺りたいんだもーん。だから目的が一緒ならやだなぁー。」



子供みたいな言い訳を押し通す花呪蘭に少しの苛立ちを覚える。



花「あ、そうだ!あんたたちがさっきの鬼さんたちを片すなら、片したあとに私があんたたちを片してあげるっ!


名案だと思わない?」




そうなるならばAは…

Aはこのまま…





最悪な考えが頭によぎる。

違う、そうじゃない。






Aはこんなことを望まない。



伏「頼みたいことがある」



花「ん〜?なぁに?」





その微笑んだ顔がAそのものの笑顔に見える。

落ち着いたソプラノの声から圧のある低い声に変わり、瞳が普段の色からルビーの宝石のように輝いている。その他は何も変わってない。

でも別人ということに変わりはないし、なんなら花呪蘭(こいつ)は呪霊。





…そもそも、呪霊は呪術師の頼みなんて聞くもんなのか?



伏「Aと話がしたい。」



ダメ元で頼んでみた。
少しでも情報を掴めるのなら代わってもらうしかない。





花「…それは出来ないかな〜。元々はこの子が自分自身を呪ったせいで我が出来たわけだし。造ってくれたお詫びとしてはこの子の言うこと以外は聞かないことにしたの。

この子がこっち(・・・)に戻ると望むなら考えたかもだけど。それを望んでないからむーり♡」



ま、それでも代わってほしいって言うなら〜…」




1歩、また1歩と俺たちの方へ歩み寄る。

無意識に後ずさっていた。






花「我を完全にこの子から祓わないと…ね?♡」





祓う。

それはA自身にも傷を与えることになる。





伏「っ…」




それだけは避けたい。

震える手を抑え、冷静を装うとするもすぐにバレてしまった。




花「…」



何を考えているのか分からない目で俺を捉える。




花「…仕方ないなぁ、じゃあ行きますか!」



伏「…?」



花「…?行かないの?さっきの鬼さん、仲間と合流して戦っているけど。多分そこにあんたの仲間もいるし。」



伏「…それは俺に教えていいことなのか?」



さっき邪魔するのはみんな敵って言ったやつだぞ?



それに仕方ないなぁってどう意味で言ってんだ?





ほんとに何考えてんのかわかんねぇ…っ!

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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時

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