言葉という刃物 ページ37
切「こいつ、あんたらとなんか関係があるんすか！？」
「関係もクソもあるか！！」
こんな形で教える羽目になるとは思わなかったなぁ…。
自分の口から言う方が良かったけど、仕方ないことだ。
「その人は今ニュースに流れてる“敵連合”とか言う犯罪組織の1人なのよ！？」
「＿＿＿＿は、？」
その は、？ は誰が言ったものか分からなかった。
ただここにいる全員が私に対する目の色を変えたのが雰囲気で伝わった。
「敵連合！？」
「ってことは人殺しだったりするの？」
「いやさっき言ってたじゃん、人殺しだって…」
「まじであり得ないんだけど…」
「ここももう安全じゃないじゃんっ…！」
「どうなっちゃうの私たち…」
こうなってしまうことなんて、始めから知ってたのに。
「俺らの街は敵連合に襲われた！ニュースにもなったあの事件だ！！」
「たまたまその時居合わせた私たちは、その子がツギハギの男と一緒に歩いているのを見たわっ…！」
障「ツギハギってもしかして、荼毘…、轟のお兄ちゃんのことか？」
耳「言吹うそ、だよね？」
みんながみんな騒ぎ立て、完全に私は後ろ指を指されている。
「俺らの息子は瓦礫の下敷きで死んだよ…、まだ生まれて間もなかったのに」
「返してよっ…私たちの子どもを返してよぉ！！」
「なんで俺らの息子なんだよっ…、お前が“死ねばよかった”のに！！」
『っ…』
女性は泣き崩れ、男性はそれを支えるように私を睨んだ。
爆「おい」
『……』
爆「…てめぇ、説明しろや。敵連合にいたってどーゆーこった？あぁ？」
耳「ちょっと爆豪やめなって！」
爆豪くんは青筋を立てて私の胸ぐらを掴み、響香ちゃんは慌ててそれを止める。……が爆豪くんの力は今まで以上に凄まじく、ビクともしてなかった。
爆「アイツらが言ってることは本当のことか？戻りたくなかった理由は人を殺したからか？雄英出てったのは敵連合と一緒にいるためだったのか？黙ってねぇで答えろや言吹ィ！！」
『私が死ねば、それで丸く収まる、…？』
爆「あぁ！？」
『この命とっ…引き換えに街の平和が戻るよう私が言霊を使えば…、それでみんなは許してくれるのかなぁ…』
さっきの言葉が私の心を抉った。
泣くつもりなんてなかったのに、深く響き渡り何も考えられなかった。
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モチモチ(プロフ) - ああめさん» 書いてていつもそう思います…。けど辞められなくて😭 温かいお言葉ありがとうございます…！ (2月21日 23時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ああめ - とっても面白かったですし、読みやすくて、すぐに読み終えてしまいました！原作に夢主を混ぜ込むのはとっても難しいと思いますが、更新ゆっくり頑張ってください！✨ (2月18日 14時) (レス) @page43 id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - りささん» えー！嬉しいです頑張ります(><) (10月20日 0時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 一気読みしました！更新楽しみにしています！🤍 (10月16日 0時) (レス) @page27 id: abbef9466e (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます😭なかなか更新できないんですけど頑張りますね…！ (9月15日 21時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2023年1月24日 9時
