彼女の本音 ページ32
麗日お茶子
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夢を見ているのかもしれん。
初めはそう思った。
けど、彼女を抱き締めた感覚は怖いくらいに鮮明に残り続ける。痩せ細った体に、短くなった髪、無理やりお面を取り上げた時に出来ていたクマ、綺麗だった顔には傷まである。
この1年で彼女はデクくん以上にボロボロに変わり果てていた。捕まえた時にみんなもそう思ったことだろう。
みんなは久々に会えた彼女に対する色んな感情がむき出しの状態で、それを静めたのは飯田くんとヤオモモだった。そして地面に座り込んでいるAちゃんにヤオモモはそっと近づいて彼女を立ち起こした。
八「…言吹さん、聞きたいことは沢山ありますが一先ず私たちと学校へ戻りましょう。」
『っ、……嫌です』
八「…念の為に聞きますが、それはどうしてですか？」
Aちゃんは学校へは戻ろうとしなかった。
理由を聞いても彼女は『言いたくない』の一点張り。
葉「……みんな怒ってないよ？そりゃまぁ、なんにも言わずに学校を出てったのは“なんで？”って感じだけど、」
上「校長も戻ってきていいって言ってたしさ！」
『……答える義理なんてないですし、学校を辞めようが辞めまいがみんなには関係ないです』
砂「そんな言い方っ…！」
『何ですか…？いつまでも以前みたいに“お友達”とか“仲間”みたいな感覚で今ここにいるなら、私の前から消えてください』
麗「……それ、本当にAちゃんの本心？」
『……』
Aちゃんの声は若干震えていた。
多分、本心であんなことを言ってるんじゃないと思う。
…けど、なんで私たちを突き放すようなことまで言うのだろう。
Aちゃんもデクくんみたいに個性は狙われてはいるけど、それは前々からみんなも知っている。
きっと彼女は私たちにまだ何かを隠している。
爆「おい言吹」
痺れを切らし、血相を変えた爆豪くんはゆっくりとAちゃんに近づく。近くにいた上鳴くんが少しだけビビってた。
『……何ですか』
いつものAちゃんなら、今の爆豪くんにビビって半泣き状態だったのに今では肝が据わってか冷ややかな目を彼に送っていた。
これには正直驚いた。
爆「……なんで戻りたくねぇんだ」
そして爆豪くんは堂々とAちゃんにそう聞いたのだ。
……ちょっと待って色々突っ込みたい。
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モチモチ(プロフ) - ああめさん» 書いてていつもそう思います…。けど辞められなくて😭 温かいお言葉ありがとうございます…！ (2月21日 23時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ああめ - とっても面白かったですし、読みやすくて、すぐに読み終えてしまいました！原作に夢主を混ぜ込むのはとっても難しいと思いますが、更新ゆっくり頑張ってください！✨ (2月18日 14時) (レス) @page43 id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - りささん» えー！嬉しいです頑張ります(><) (10月20日 0時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 一気読みしました！更新楽しみにしています！🤍 (10月16日 0時) (レス) @page27 id: abbef9466e (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます😭なかなか更新できないんですけど頑張りますね…！ (9月15日 21時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2023年1月24日 9時
