言葉で紡いだ未来【MHA】 (ページ34)

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落ち着いてくださいページ34

爆「狙いは1つ…」

『それは最後に狙った方がいいと思うんだけどな…』

山《THREE！TOW！ONE！》

香「スタート！！」

騎馬戦開始して直後、みんなの狙いはポイントの高い緑谷さんだった。もちろん、私たちのチームも例外ではない。(爆豪さんが)

みんな緑谷さん中心に攻撃を仕掛けるが、サポート科の人の道具や常闇さんのダークシャドウが邪魔をして苦戦していた。

爆「上で勝負ってか！！あぁ！？」

『へっ！？ちょっ…！！爆豪さん！！』

緑谷さんたちが上に飛んだ瞬間を見計らっていた爆豪さんは爆破で騎馬から飛び出す。

爆「調子乗ってんじゃねぇぞォ！！」

『おバカ！！あんただよそれ！！』

切「おっ！？言吹キレキレのツッコミ！」

『瀬呂さん！彼が落ちる瞬間を拾ってください！』

瀬「任せろ！」

山《おぁー！？騎馬から離れたぞ！！いいのかァあれ！！》

香「テクニカルだからOKよ！」

実況者の先生はそう言うが、こっちはたまったもんじゃないぐらい焦った。

『ホント勘弁して…！』

爆「うるせぇ！」

『負けるのが嫌ならちゃんとしてよぉ…
別の人の奪ってから取りに行った方が絶対いいって…！』

始まってまだ数分しか経ってないのにもう泣きそう。

『…っ！！爆豪さん、左！！』

爆「あ？」

そんな時、爆豪さんのポイントハチマキを奪われてしまった。

「単純なんだよ、A組。」

とった相手はB組の男の子で、他にもたくさんポイントのハチマキを奪っているのが見えた。

「＿＿＿あ、あとついでに君、有名人だよね。ヘドロ事件の被害者。今度参考に聞かせてよ、年に一度の敵に襲われる気持ちってのをさ。」

『感じ悪っ…』

爆豪さんがキレ症なのを分かってのことなのだろうか？

煽りに煽られた爆豪さんは、ものすごい剣幕で予定を変更すると言った。

……切島さんに。

緑谷さんの前にこいつら全員殺すと言って。

『こちらも感じ悪い…』

爆「おい言吹てめぇ！！！お前の個性使ってあいつら仕留めろ！！！」

『え！？全員は無理だよ…！！無茶苦茶な…』

全員は確かに無理。

でも、いける…はず。

『……2人とも相手の横を通り過ぎるように全力で走ってください』

瀬「おう！」

切「なんかわからんけど、よっしゃ！」

でも1つだけ方法がある。