封印 ページ42
ア「…は〜…っ」
ド「恐怖を落ち着かせるための深呼吸？それとも…」
ア「ううん。覚悟を決めるための深呼吸。」
ド「…そっか。」
互いの顔は見ず、ただただ一点を見つめる。
ドミさんの記憶によればルーマ＝ユーランは
魔物の巨体を魔力で包んだ後、手をぎゅっと拳の形に握ったそうだ。
そうして封印され、英雄と讃えられた…と。
ア「自分はいつでもできるよ。」
ド「同じく…。」
ア「それじゃあ…やろうか。」
ド「うん…！！」
–––––––
再び手を魔物に向ける。
自分の左手とドミさんの右手の先にいるのは、未だにもがいている“魔物”の姿。
ドミさんと顔を合わせる。
…多分自分も、吹っ切れた表情をしているんだろうな。
ド「せーので行こう？」
ア「了解！」
アド「「せーの！！！」」
ふたりで同時に手を握った。
グァアアｱアアァｱｱアアアｱ‼‼‼‼‼‼
と「危ない！！！！」
ドッッッ
ド「きゃあ！」ア「うわっ！」
そこで意識は途切れた____
–––––––––––
う…
あ、れ…
ここは…？
痛い…
いろんなところが痛い…
怪我、してるのかな…
あ…ドミさんは…
ともさんは…みんなは…
どこ…？
会いたい…
Yさん…クミさん…わと先生…バステン先生…
ともさん…ソーラさん…showさん…あちゃみさん…
そして
ア「ドミさん！！！！」
よ「うおっ！！？」
ア「はあ…はあ…え…」
よ「あ、アイクさん」
ア「Yさん！何が…ここは…えっと…？」
よ「落ち着け。ここは自然の森、守護者のネーディンに小屋を貸してもらったんだ」
ア「自然の、森…。そ、そうだ！ドミさんは？！」
よ「ドミちゃんは隣の部屋に…っておい！アイクさん！」
身体中が痛いのなんて気にならなかった。
一刻も早く状態を確認したい。
“生きているか”、知りたかった。
ふらつく足で部屋を飛び出て、隣の部屋に急ぐ。
気づけば勢いよくドアを開けていた。
ア「ドミさん！」
ド「わっ…アイク、さん…！」
と「びっ…くりしたぁあ！！」
よ「ちょ…アイクさん…そんなに動いたら」
ア「っ！いたたた…」
ド「大丈夫！？」
一瞬忘れていた痛みが一気に襲い、思わずへたり込んでしまう。
それを見たドミさんも立ち上がってしまい、同じく倒れ込んだ。
と「ふっ…ふはっw」
ド「わ、笑わないでくださいよ…w」
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areku6570289(プロフ) - 桜香さん» 気づくのが遅くなってしまいましたごめんなさい！更新が1ヶ月に1度という遅延型の小説を最後まで読んでくださったことに感謝です…！また機会があれば絡みましょ！！ (2019年4月24日 19時) (
レス) id: 5920de7b70 (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - 完結…お疲れ様です！！楽しみだったのが無くなるのはちょっと寂しいです…また、アレクさんの小説が読めたらいいなって思います。最高でした！そして71位おめでとうございます！最近絡んでいませんが、これからもたくさん絡みたいです！(^^) (2019年4月22日 23時) (レス) id: c024244abe (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - areku6570289さん» 評価が5票、☆おめですｗこの作品に票入れるの忘れてて急いでいれました！これからもガンバです(≧▽≦) (2018年11月11日 23時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - な、なんという展開…これは続きが気になるやつですね…続き楽しみに待ってますね！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: ec0131c16f (このIDを非表示/違反報告)
りべんか(プロフ) - 設定がファンタジックでこれもいいですね！更新頑張ってください！ (2018年10月20日 20時) (レス) id: d3381e075e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：areku6570289 | 作成日時：2018年5月19日 20時
