隠された真実 ページ34
と「16年前。俺は4歳だった。今はもう死んでっけど、親父と一緒に丘の方に行ってたんだ。」
ド「丘…って、もしかしてアイクさんが落ちてきたあの…？」
と「うん、そう。お袋は俺を産んで少しした後に死んじゃってるから、親父と2人っきり。
よく丘に育ってる山菜を採りに行ったりしてたんだ。」
ソ「だからともさんは料理が上手なのね…」
と「成長とともに俺が料理をってね。
…2月。その日も山菜を採ってた。俺が先頭に歩いてたら、泣き声が聞こえたんだ。
____赤ちゃんのような」
ク「赤ちゃん…！？そんな寒い時期に赤ん坊の声って…まさか！」
と「先に進んで見てみたら。雪の地面の上に布に包まれて泣き声をあげていた、女の子の赤ちゃんがいたんだよ。」
あ「女の子…」
と「すぐに親父が抱えて村に帰った。医者にも診てもらったよ。でも、凍傷とかも何にもなかった。普通あんな寒い場所に居れば死んでてもおかしくないのに。」
よ「それっ、て…」
わ「まるで自然の森の“バリア”のようやな…」
と「そう、それ。寒さも暑さも雪も雨も通さないバリアが、赤ちゃんを守ってたんだ。俺が触れたことでそのバリアは弾けたんだろうね…
もちろん、その子の母親はわからない。まあ真冬に雪の上だなんて、見つかったとしても返せないけれど。」
よ「その後、どうなったんすか？」
と「俺ん家では親父に負担がかかっちまうからな。同じ村に住んでた“レイナー家”に引き取られたんだ。」
ド「だから、私の名前は“ドミニク＝レイナー”なんだ…」
と「ドミちゃんは問題なく育った。違うといえば、“水を操れること”。少なくとも水の都にはドミちゃん以外いないんだよ。
…そこで、だ。
アイクさんたちの住んでる国にはさ、魔物を倒した英雄がいたんでしょ？」
ア「あ…はい、“英雄ルーマ＝ユーラン”ですね。」
わ「たしかルーマ＝ユーランは“時空の歪み”から生まれた“魔物”を、生まれつき持っていた“大きな魔力”で封印した…」
と「俺はその力がドミちゃんに遺伝したんじゃないかって考えてる。」
よ「…は！？」
何を言い出すんだ…？！
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areku6570289(プロフ) - 桜香さん» 気づくのが遅くなってしまいましたごめんなさい！更新が1ヶ月に1度という遅延型の小説を最後まで読んでくださったことに感謝です…！また機会があれば絡みましょ！！ (2019年4月24日 19時) (
レス) id: 5920de7b70 (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - 完結…お疲れ様です！！楽しみだったのが無くなるのはちょっと寂しいです…また、アレクさんの小説が読めたらいいなって思います。最高でした！そして71位おめでとうございます！最近絡んでいませんが、これからもたくさん絡みたいです！(^^) (2019年4月22日 23時) (レス) id: c024244abe (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - areku6570289さん» 評価が5票、☆おめですｗこの作品に票入れるの忘れてて急いでいれました！これからもガンバです(≧▽≦) (2018年11月11日 23時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - な、なんという展開…これは続きが気になるやつですね…続き楽しみに待ってますね！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: ec0131c16f (このIDを非表示/違反報告)
りべんか(プロフ) - 設定がファンタジックでこれもいいですね！更新頑張ってください！ (2018年10月20日 20時) (レス) id: d3381e075e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：areku6570289 | 作成日時：2018年5月19日 20時
