ワンツー ページ5
ようやく少しずつ落ち着いてきましたので、また更新頻度を戻していこうと思います!
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〈 天馬司 〉
「やはりオレの良さを1番に理解しているのはAだな…!」
「おや、司くん。随分と愛されているようだねぇ」
彼の劇団の演出家であり、良き相方の彼からそう言われ、思わず破顔して喜びます
彼の良いところ一つ一つをそれはもう愛おしそうに語る貴女の様子を見て、段々面映ゆくなってきます
先程まではニコニコとしていた団長の顔が段々と紅潮してくるのを隣で見ている演出家
「おっと、手が滑ってしまった」と持っていた筆箱を落とします。その声は貴方本当に劇団員かと問いたいほどの棒読み
物音に気がついた貴女が振り返り彼らに気づけば笑顔で手を大きく振ります。その姿はポジティブな彼と面影が似ていて愛らしくなる彼。ですが今の状況は非常にまずい
「類ぃぃぃいい!!!!!」「ふふ、ワザとではないよ」
両者共に貴女に手を振り返してから、颯爽と逃げる演出家とその演出家を爆走で追いかける団長
嵐のような2人ですね
この後先生に怒られたのは言うまでもありません
〈 神代類 〉
「僕のいないところで可愛いことをしてくれるね」
偶然にも貴女が彼の良さを惚気けているところに立ち寄ってしまった演出家と団長
流石良兄貴と言わんばかりか、柔らかい暖かい笑みを浮かべた団長が「良かったな、類」と彼の肩に手を置きながらそう言います
「僕の前でもああやって素直でいてくれるとより良いんだけどね」なんて言うものの、その顔は心底嬉しそうな顔をしています。そんな様子の演出家に団長も和やかな目で見ています
しかし「さて、そろそろ戻ろうか」と団長に声をかける演出家。「む、行かなくていいのか?」と疑問をぶつける団長
こういう時こそ彼女にイタズラをしそうな彼ですが、しない理由は何故か
「ああ、後程問い質すつもりだからね。
これには団長も「そ、そうか…」としか言いようがありません
未だ楽しそうに彼のことを語る貴女は、この後待ち受ける拷問(誇張)の事など未だ知る由もない──
〆
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作者名:ステッキ | 作成日時:2023年12月24日 9時