【プロセカ】私と彼らだけの 2 ／ 反応集

貴女がいなくなった時の反応 ／ BAD DOGS ページ28

貴女が自ら命を絶ってしまったお話
相方から知らされたという定で

付き合ってます

𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄











〈 東雲彰人 〉


「は……？ンなわけ、ねぇだろッ…冗談も大概にしろよッ！！」


相棒くんから貴女が自ら命を絶ってしまったということを知らせます

いつもより表情が暗かったことから何か不吉なことがあったのは薄々察していた彼、ですがあまりにも残酷な知らせに目を白黒させます

やっと言葉を理解すれば彼の胸ぐらを掴んで一喝
服を掴む力は凄まじく、服の上から爪が彼の掌を食い込ませるほど怒りがあらわれています

相棒くんも親しき友人が亡くなってしまったことに酷く悲しんでいて、彼の気持ちも分からなくもないですが現実は受け止めなければならないからと

「冗談ではない。これは本当なんだ、彰人」

彼の目を真っ直ぐ見つめながら、そう告げる相棒くん
目には涙の膜が張っているので本当だということがヒシヒシと伝わってき彼の心を壊します

掴んでいた服を離し腕はだらんと落ち、崩れ落ちるようにその場に蹲り咽び泣きます
その声は悲痛で、彼がどれだけ貴女を想っていたかがわかります

彼の頭の中では今までの貴女との思い出駆け巡り、それが更に彼へ追い討ちをかけることに

もう貴女は戻ってこないってわかってるから










〈 青柳冬弥 〉


「嘘にしても言っていいものと悪いものがあるだろう」


彼から貴女が亡くなったということを伝えられ顔をぎゅっと顰めます
目つきは鋭く、貫くような鋭利性を持った視線で彼の目をみます

然し次第にその顔も緩み、また歪んでいってしまいます
彼がこんな冗談を言うわけないのはわかっていて、相棒くんから出る雰囲気も表情も、事実だと言いたげに

「こんな嘘、つくわけねぇだろ」

そういう彼も信じたくないと思っているのか、いつもの覇気のある声が掠れ途絶え途絶えで
それは今にも泣き出しそうな声で

ですが今にも泣き出しそうなのは、貴女の事を一番愛して、大切にしていた彼
「…嘘だ、嘘って言ってくれ。彰人……」と彼の肩を掴み取り乱し寸前

うんともすんとも言わない相棒くんに、彼はその場から駆け出しセカイへと姿を消します
橋下の誰も来ないようなところで、膝を丸め顔を埋め声を殺しながら泣く彼はいなくなった貴女を思い出しています

慰めてくれる貴女はもういないのに









Next ⤵︎

ワンツー→←ワンツー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す