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編入して数日経った
周りとの距離は変わらず空いたまま、相も変わらず僕は学校にそぐわないメカメカしいものを弄る
これが僕の一日だ
必要最低限の交流だけして、後は僕の好きなことをする。
だけど、今日は少しだけ違った
周りとは明らかに違う雰囲気を纏った女の子が、
ドアの端で僕の方を見ていた
違う雰囲気、といっても辺りをきょろきょろしたりと
挙動不審なところが見えたからだね
恐らく新入生だろう
既に新入生の間でも僕と司くんのことは話題になってるようで、2日前程にも何人かが僕や司くんを見に来ていた
動物園の動物になった気分だったよ
実害がなければ僕はなんだって構わないんだけれど
数分経った頃か、その子が同級生の女の子と何やら話していた
ここからでは何を話しているかなんて分からないけれど、
彼女の様子から「何故
だろう
なんとなく、あの子を助けてあげようかな。
なんて思ってしまって声をかける
『僕に何か御用かな？』
僕が声をかければ、その子は目を何度か瞬かせた
恐らく声をかけられるとは思ってもなかったんだろう
「えっ、あ…そ、そうです！」
頷くとは思わなくて、少しだけ驚く
自分から声をかけておいてだけど、こういう場合は大方首を横に振るもんだと思っていた
存外この子は少し変わった子なのかもしれない
『用件は何だい？』
怖がらせないよう、優しさを意識しながら彼女に問えば
彼女は瞳を大きくさせた
その行動の心情は良く掴めなかったけど、汚れを知らないきらきら光るアメジストのような瞳は綺麗だった
「っその…！先輩のことが好きです！！」
聞き間違えか、それを疑うような言葉が聞こえた
いや、聞き間違えじゃない。辺りがシン…として、周りが此方に視線を向けてくる
今この子、僕に好きって言ったよね
キーンコーンカーンコーン..
授業の呼び鈴が鳴り響き、辺りがざわめき始める
彼女はこの場から逃げ出すように『で、では私はこれでっ！！』と言って走り去っていった
一番逃げ出したいのは僕だよ
周りからの視線なんて気にしていなかったけど、
今はチクチクと刺さっているように感じる
ああ、勘弁しておくれ
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ステッキ(プロフ) - みそさん» 類くんオチにしつつ神高男子をメインにしたいなぁ…という😌神小説だなんて大層な…！！ありがとうございます😭🙏🏻モチベになります💪🏻 (2月12日 23時) (
レス) id: c7ba044402 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - 類メインかと思ってたけど彰人が結構でてきてもうなんか、、ちゅきーーー！！こんな神小説を作って下さりありがとうございます！ (2月12日 19時) (レス) @page17 id: 10491548f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステッキ | 作成日時：2024年1月24日 19時
