デートへ行こう ページ17
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「あーきとっ」
今日は部活のヘルプもなく、バイトもないから早めに歌の練習へ行こうと急ぎ足で教室を出た
つもりだったが、ぽんっと肩に手を置かれ聞き馴染みのする声に振り返る
頬に当たる人差し指と、視界に映るオレの
にやりとしてやったと言わんばかりに口角を上げてオレの反応を伺っている
その様は昔から変わらないイタズラ好きな面影があって、可愛いと口に出そうになるのを堪えた
『なんだよ。冬弥と待ち合わせしてんだから用件があるから早く言えよ』
「ちぇ、つまんないなぁ…。それより久しぶりに今度どっか出かけない？」
『は？ンでまた急に…』
「なんとなくだよ。じゃ、空いてる日あれば教えてね〜」
そう言い残してオレより先に教室を出ていった
自由奔放なところはたまにイラッとする時もあるが、今はそれが嬉しくさえ思う
アイツから出かけようと誘われた
つまり"2人"で出かけようってことだよな？？(違う)
てことは…… デートってことか……？？？
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歓喜のあまりその場で立ち尽くした彰人を遅い事に心配して冬弥が呼びに来たことによって無事練習に行くことは出来たが、
教室をたまたま通った杏からは何度か彰人の顔の前で手を振られていたことがあったとか
その間Aはというと────
『草薙さん、だっけ？こんにちは！じゃないや、初めまして！！私佐ノ木Aって言います！！同級生だよね？仲良しよう！！』
「え。う、うん…？よ、よろしく…佐ノ木さん……?」
玄関で当たり屋をしていました
_
「彰人、もう大丈夫か？」
『おう、悪ぃな。心配させて』
セカイへ来てからというもの、冬弥に心配されっぱなしだ
行くまでの間もずっと心配そうにこっちを見ていたが、練習の合間にも「大丈夫か」と心配してくるからちょっとうるせぇ
だけどコイツなりに心配してくれてるからそれを無下にするのもなんか違ぇからなんとも言えずにいる
「練習中もいつもよりもちょっとだけ力入ってないし…あ！もしかして例の幼馴染の子関連？」
オレらより少し離れた場所でこはねと話していた杏が余計な一言二言を言いながら近づいてくる
ただ予想外の言葉に思わず飲んでいた水を吐きそうになった
「あ、もしかして図星？」
『ンなわけねぇだろ…っ！』
オレの隣で冬弥が驚いた後に表情を暗くさせたのは気づかないフリ
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ステッキ(プロフ) - みそさん» 類くんオチにしつつ神高男子をメインにしたいなぁ…という😌神小説だなんて大層な…！！ありがとうございます😭🙏🏻モチベになります💪🏻 (2月12日 23時) (
レス) id: c7ba044402 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - 類メインかと思ってたけど彰人が結構でてきてもうなんか、、ちゅきーーー！！こんな神小説を作って下さりありがとうございます！ (2月12日 19時) (レス) @page17 id: 10491548f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステッキ | 作成日時：2024年1月24日 19時
