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「そんな大層なことをしたわけではなかったんだけれど…、
有難く受け取らせてもらうよ」
そう言って神代先輩は紙袋を丁寧に受け取ってくれた
よかった、引かれるかと内心どきどきしていたけれどそんなことはなさそうだった
心の中で安堵のため息をつきつつ天馬先輩へ顔を向ける
天馬先輩は微笑みを浮かべながら私たちを見ていた
その表情は母親のような暖かさを有していて、仏のような笑顔をしていた
和やかな表情すぎてビックリした
「わざわざ僕を探しに来てくれたのかい？」
『はいっ！！といっても、天馬先輩が連れてきてくれたって言うのが正しいんですけど…』
あはは、と笑いを付け足して
正直天馬先輩がいなければ校内歩き回るところだった
天馬先輩に最大の感謝を届けたい
また菓子折り買ってこなきゃ
「僕が屋上にいるってよくわかったね」
「そりゃあ長年の付き合いだからな、分かって当然だ！！」
「僅か数ヶ月だけど」
「もう数ヶ月も経ったんだぞ」
「物は言いようだねぇ」
この人達会話のテンポ良すぎでしょ
私と彰人なんか十数年の付き合いなのに会話のテンポが良い悪いどころか会話すらしないよ
ココ最近は彰人から話しかけてきてくれてりご無沙汰のメールを送ってくれたりするけど
病んでんのかな
そういえばこの時間になってくるともうそろそろ結構人が登校する時間だな
下の方で話し声が微かに聞こえてくる
興味本位で屋上から地面へと顔を出してみる
やっぱり校門をくぐる人たちが沢山いる
その中にはオレンジ色の頭と青とグレーのツートンの頭が見える
あの人たちやっぱり仲良しだな
『あきとー！！とうやくーん！！』
好奇心には叶わないもんで、結構な声量で彼らの名前を呼ぶ
気づいたのか辺りをキョロキョロとした後に上を見上げる2人
手を振ってみれば恐らく頭を抱えているであろう彰人と大きく片手を振る冬弥くん
かわいいね冬弥くん
彰人は思春期だから恥ずかしそうだね
可哀想 ← 元凶
「Aの友達か？」
『はいっ、あそこにいる二人です！』
指で指してみてもどこを指しているのかわからない様子の天馬先輩
ごめん伝わらないよね
『あそこにいるオレンジ髪と青髪の二人です！』と伝えれば分かったみたいで、天馬先輩も私と同じように手を振っていた
二人は動きを止めたあと、彰人は小さく、冬弥くんも先程より動きを小さくして手を振り返した
そりゃ知らない人から手を振られたら困惑するわな
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ステッキ(プロフ) - みそさん» 類くんオチにしつつ神高男子をメインにしたいなぁ…という😌神小説だなんて大層な…！！ありがとうございます😭🙏🏻モチベになります💪🏻 (2月12日 23時) (
レス) id: c7ba044402 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - 類メインかと思ってたけど彰人が結構でてきてもうなんか、、ちゅきーーー！！こんな神小説を作って下さりありがとうございます！ (2月12日 19時) (レス) @page17 id: 10491548f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステッキ | 作成日時：2024年1月24日 19時
