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屋上に行くまでに天馬先輩から色々と面白い話を聞いた
フェニックスワンダーランドのワンダーステージというところでショーをやっていること
劇団の団長をしていること
劇団の中には神代先輩がいて、演出家を務めていること
劇団の中には神代先輩の幼馴染の女の子がいて、
神高の1-Bにいること
もう一人元気な溌剌とした女の子がいること
楽しそうな劇団だな、と思うのと同時にカオスを極めてそうだとも思った
神代先輩がよく先生に追いかけ回されてたりするのは
天馬先輩を使って演出の試作をしているかららしく、
よくやく先日の爆発の原因がわかった
天馬先輩タフすぎるな
『すごいですね…、本当に変わった人なんですね』
「ああ、伊達に変人と呼ばれていないからな」
どこか誇らしげに語る先輩に乾いた笑いが漏れる
それは誇っていい事なのか
有名人になるきっかけではあるからいいのかな
彼自身が嫌だと思っていないなら、いいのかもしれない
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「屋上到着だな！！」
『ずっと元気ですね』
階段をのぼり続けたせいで多少の息切れと疲労を感じる
反面天馬先輩は今から空でも飛ぶのかと思うほど元気だ
この人の体力はどこにあるのか
日々神代先輩の演出の試作を付き合っているからか、
はたまたショーのために特訓をしているのか
多分どっちもだな
ガチャ
「類、お前にお客さんだ」
「おや、司くん。朝から珍しいね。お客さんかい？一体どちら、様……」
天馬先輩が屋上に続く扉を開き中へ入っていく
扉を開けるまでは少し薄暗かった場所が、陽射しに当てられ
天馬先輩が逆光して一枚の絵に見えた
置いてかれないようにワタワタしながら天馬先輩の後ろについて行けば、
私に気づいた神代先輩が目を再三ぱちぱちさせた
えぐ気まずい
「何も気を負うことはない、自然としていればいいぞ」
私の後ろにまわっていた天馬先輩から
小さな声で激励の言葉を貰う
なんて優しい先輩なんだ
心の中で涙しながら、小さく深呼吸をして紙袋を先輩の前に差し出す
『おはようございます神代先輩！！これ、昨日の傘のお礼です！受け取ってください！！』
天馬先輩の声量を真似しながら、誠心誠意の謝礼を渡す
ここまできたら傘だけじゃなくて告白の件の謝罪の意味も篭っている
セリフがバレンタインに好きな人にチョコあげてる女の子みたいだけど、
あんまり大差ないからいいか
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ステッキ(プロフ) - みそさん» 類くんオチにしつつ神高男子をメインにしたいなぁ…という😌神小説だなんて大層な…！！ありがとうございます😭🙏🏻モチベになります💪🏻 (2月12日 23時) (
レス) id: c7ba044402 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - 類メインかと思ってたけど彰人が結構でてきてもうなんか、、ちゅきーーー！！こんな神小説を作って下さりありがとうございます！ (2月12日 19時) (レス) @page17 id: 10491548f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステッキ | 作成日時：2024年1月24日 19時
