✧ ワンツー ページ41
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〈 天馬司 〉
「っく…!迷っていても仕方がない…!」
日頃の
ですが手にしたお題は彼に絶望を与えます
ちらりと貴女のいる応援席の方を見ると、彼の視線に気づいたクラスメイト達はざわめきます
下手に盛り下げるようなことをしてしまえば皆の笑顔は消えてしまう、それにこれは貴女へのアピールとなる大チャンス
全力疾走で貴女の元へ向かい「A!!来てくれ!!」と貴女の手を引っ張ります
クラスメイトは声を上げ盛り上がり、そのまま貴女と彼はゴールテープを切ります
放送委員の人が駆け寄り、彼のお題を読み上げます
お題を聞いた途端会場は大いに盛り上がります
当の本人である彼は貴女を見て「…すまん」と耳を赤くして言います
そんな彼に貴女は頭を撫でて『ありがとう』と言いました
〈 神代類 〉
「ふむ…どうせなら、盛り上がりに盛り上がりを重ねたいよねぇ」
日頃先生に追いかけ回されているので体力と脚力は一般男性よりもある彼、余裕綽々の状態でお題を取ります
しかし、お題は彼の予想を追い越してきました
しかし慌てることなく彼はこのお題を引いたからには最大限に盛り上げたいなと考えます
そして貴女の元へ走り「A、少し立ってもらえるかい?」と声をかけます
何のことだか分からない貴女とクラスメイト、貴女は要望通りに立ち上がります
すると彼は貴女の膝を持ち上げ、倒れそうになる背中を腕で支え所謂お姫様抱っこをします
そして攫うかのように走り出す彼に、会場は沸き立ちます
どういう状況か分からない貴女を抱えながら、彼はゴールテープを切りました
貴女を下ろせば放送委員の人が駆け寄り彼のお題を読みます
会場が今日一の熱気に包まれるまで、後数秒。彼は楽しそうな顔で貴女を見つめます
〆
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作者名:ステッキ | 作成日時:2023年9月25日 14時