三十三皿目 ページ34
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「…なーんか感じ悪い女だったな。」
「顔は美人さんなんだけどねぇ。」
「ねえ園子、薙切さんってパーティでもあんな態度なの?」
「んー、私も彼女とは挨拶をするくらいで親しくないのよね。でも、金持ちの令嬢なんて皆あんな感じよ。相手にするだけ無駄だわ。」
「そうなの?」
「(まあ、園子みたいなご令嬢の方が少ないわな…)」
各々彼女たちについて話していれば透くん、とAに呼ばれる。
『えりーちゃんがごめんね?でもあんまり悪く思わないでほしいなぁ。』
「え、構いませんけど…どうしてですか?」
『えりーちゃんって今まで一流の高級料理しか口にしたこと無いんだぁ。Aがここに居なかったら絶対こんな商店街には一生来ることもなかっただろうし。』
「それは…凄いですね…」
『だからえりーちゃんにとってこういう場所は縁の無いところなの。Aも透くん居なかったら来ないし。プロ以外が作った料理を初めてまともに食べたもん。』
「えっ」
透くんが初めてなんだよ〜と軽く言われるがだいぶ
衝撃的な事実なんだが?
いや、彼女の父親はあの警視副総監だ。裕福な家庭だったのだろう。
「えっ、じゃあ先輩って親が作った料理食べたことないんすか?」
『……うん、だってお母さん料理超下手なんだもん。
そのお父さんも料理作れないし。』
なるほど、それは料理を作る人を雇うしかないな。
ふんふーん、と足をぷらぷらさせていた彼女は、
何かを思い付いたのかあれ?と声をあげた。
『そーくんたちってなんでここにいるの〜?
Aを追いかけて来たわけでもないのに。』
「ああ、それはここのハムサンドを食べに来たんですよ。」
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瑠璃(プロフ) - にこさん» すみません、どこの話数でしょうか? (2022年3月27日 23時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 何故、安室さんの本名呼んでいるんだ? (2022年3月27日 18時) (レス) @page12 id: 98deb38477 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 皇さん» ご感想ありがとうごさいます!これからも更新していきますので楽しんで読んでもらえたなら幸いです。 (2022年2月24日 20時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!これからも更新楽しみにしています! (2022年2月24日 16時) (レス) @page38 id: 5e661ff29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2022年2月19日 5時