二十三皿目 ページ24
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内心で彼女へ理不尽に悪態を付けば、入口のドアが
カラン、と開く。
入ってきたのは制服姿の高校生4人だった。女子1人に男子が3人だ。
……待てよ、この制服は遠月学園のものじゃないか?
はた、と気付くも先に案内した方がいいだろうと声をかける前に、あっちから大きな声が上がった。
「はぁぁあっっ!!?A先輩!!??!」
「ぇええ!!?A先輩!!?」
赤髪の少年と金髪の少年がこれでもかと目を見開きカウンターにいるAを指さしている。
煩わしそうにそちらを見た彼女は彼らの姿を確認すると、目をぱちぱち、と瞬かせた。
「そーくんにたっくんといさみんだぁ。なんでここにいるの?」
知り合いだったらしい。
席に案内するよりも先に赤髪の少年が彼女に詰め寄る。
「いやそーくんだぁ。じゃないっすよ!!アンタこんなとこで何してんすか!!?」
『?喫茶店なんだからご飯食べに来たに決まってるじゃんそーくん馬鹿なの?頭がニワトリさんになっちゃったの?』
「ちょっと退け幸平!!A先輩!僕たちが言いたいのはそういう事じゃないですよ!!ていうかその制服どこのですかどこの学校に通ってるんですか!!?」
「俺たちがどんだけ探したと思ってんすかアンタは!!」
『も〜君たちうるさいほんとうるさい〜A
うるさい奴大っ嫌〜い』
耳を両手で塞ぎ眉を顰める彼女は嫌そうに顔を背けた。
「兄ちゃん、幸平も。ここお店の中なんだから、
他のお客さんや店員さんに迷惑だよ。」
後ろにいた体格の良い男子の言葉に詰め寄っていた
2人がはっ、とした。
待って兄ちゃん??
…いや、それは今は関係ないだろ。
「す、すみません大声を上げてしまって!」
「驚いてつい。申し訳ないっす。」
ぺこ、と頭を下げた2人に気にしないでいいと伝える。
あまりの驚きに周りに目がいかなかっただけで、
礼儀正しい高校生達のようだ。
知り合いらしいので彼女と一緒にテーブル席に案内する。彼らに聞きたいことが出来たしな。
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瑠璃(プロフ) - にこさん» すみません、どこの話数でしょうか? (2022年3月27日 23時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 何故、安室さんの本名呼んでいるんだ? (2022年3月27日 18時) (レス) @page12 id: 98deb38477 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 皇さん» ご感想ありがとうごさいます!これからも更新していきますので楽しんで読んでもらえたなら幸いです。 (2022年2月24日 20時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!これからも更新楽しみにしています! (2022年2月24日 16時) (レス) @page38 id: 5e661ff29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2022年2月19日 5時